俺の命…残り10秒!ナンデ!?超速ローグライクFPS『MULLET MADJACK』で脳汁溢れる銃撃乱舞の快感、ただし翻訳がちょっとアレだかんよ…というプレイレポート | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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俺の命…残り10秒!ナンデ!?超速ローグライクFPS『MULLET MADJACK』で脳汁溢れる銃撃乱舞の快感、ただし翻訳がちょっとアレだかんよ…というプレイレポート

これほどまでに激しいバトルでありながら1ステージは1分もかからないので、お手軽に楽しめるというのがグッド。

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俺の命…残り10秒!ナンデ!?超速ローグライクFPS『MULLET MADJACK』で脳汁溢れる銃撃乱舞の快感、ただし翻訳がちょっとアレだかんよ…というプレイレポート
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今回はHAMMER95がデベロッパーを、そしてEpopeia Gamesと共にパブリッシャーをも担い、2024年5月15日にSteamにてWindows PC向けにリリースしたハイスピードローグライクFPS『MULLET MADJACK』をご紹介します。

『MULLET MADJACK』とは?

本作は、コッテコテの80-90年代ジャパニーズアニメかつサイバーパンクめいた世界を舞台に、囚われのヒロインを助けるべく、死亡まで10秒の心臓を延命しつつ敵をなぎ倒していくハイスピードローグライクFPSです。

ビビッドな色が様々にぶちまけられた建物を駆け抜けて、行く手を阻む敵ロボットには撃つわ蹴るわ頭かち割るわの大暴れ!10秒しか保たない生命(いのち)を繋いで最奥の扉へ滑り込んだらステージクリアです。

戦い方にもよりますが、各ステージの所要時間は30秒を切ることもあります。しかしそんな短時間であっても戦闘の激しさがとんでもないことになっているので、「手軽にガッツリ遊べる」という大変お得なプレイフィールでした。ともあれ早速紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語について

操作はキーボード&マウスおよびコントローラーに対応。FPSなのでマウスエイムがやりやすい体感でしたが、各人が一番プレイしやすい操作方法を選ばれると良いでしょう。

その他項目についてはグラフィックやサウンド、アクセシビリティなどお馴染みのものが並びます。FPSでカメラ酔いしやすい方は、ここでFOV(視野角)や視覚的演出効果のオンオフを調整すると良いかもしれませんね。

ところで言語は表示のみ日本語に対応しているのですが……その翻訳の質については正直、本作における唯一かつ最大のマイナスポイントだと思います。

”インタネット”……?”合同しました”……?

てっきり最初はコッテコテのサイバーパンク世界に合わせるよう演出された「カタコト日本語表現」なのかもと考えましたが、それにしてはあまりにもチグハグです。

説明文に装飾コードが見えちゃってる。

あきらかに演出ではないチュートリアル文章の誤表示や不揃いな改行、一貫性のない口調など雑な仕事が散見されるため、寛容をモットーとする筆者もこれには流石にアイエエエ……?と首を傾げざるを得ませんでした。

持って回った言い方というか、安定しない口調。

なおDiscordにおける本作公式サーバーでも、日本語含む翻訳の質についてちらほらと言及されています。そんなフィードバックに対する本作開発者の返答は「日本に住んでる流暢なネイティブに頼んだ」というものでした。ホントに……?とはいえ「修正案があればメールして欲しい」としつつ、「将来のアップデートで翻訳の修正を行う」とのことだったので、今後の対応に期待できるかもしれません。

中央揃えで改行が不揃い。そして常……置……?

まあ、あーだこーだ言いつつもプレイ自体に著しい支障は無く、本作の「ノリと勢いでどうにかしてやらあ!」という全体的にマッチョな雰囲気を楽しんでいる自分がいたのもまた事実ですし、あんまり細かいことは気にせず激しいバトルにのみ集中したほうが良いのかもしれませんね。

本編開始

さあ始まりました『MULLET MADJACK』。ニューゲームからセーブスロットを選ぶと難易度選択の画面に切り替わります。全部で6段階から選択可能で、それぞれ攻撃力の増減などパラメータが異なりますね。

「戦闘はおまけでストーリーだけ楽しみたい人」から「死んだら全ロス上等、ハードコアに楽しみたい人」まで幅広く対応しています。本作のこういったユーザビリティ溢れる部分は大きなポイントでありましょう。

いっつも頬を染めているオペレーター
最早お馴染みな名シーンパロのアングル

ライブストリーミングで中継されるなか、制限時間10秒の生命(いのち)を燃やしていくのが本作の基本的な流れ。

上下左右に枝分かれたステージと、そこに配置された敵を張り倒しながら最奥に到達すればステージクリア。それを10回突破するごとにボス戦が一度挟まり、撃破することでチェックポイントで次のチャプターへ移ります。

その途中でゲームオーバーになると、進捗は直前のチェックポイントまで巻き戻されてしまいます。しかしボスを除き1ステージのプレイ時間がおよそ30秒~1分程度なので、「あーまた最初からかよぉ……」という、しんどい思いをすることはそこまで無く、割とすぐに巻き返せるのが良いところですね。

戦闘で使用するのは基本的には射撃武器(バフによって一時的な二丁持ちも可能)。たまに刀などの近接武器も交えつつ、敵を血祭りにあげていきます。

難易度にもよりますが基本的には10秒以内に「ドーパミン」を得ないと死ぬわ俺という地獄みてえな世界設定なので、とにかく前進とにかく駆け足。

そして敵が視界に入った瞬間当たろうが当たらなかろうが構わず銃をぶっ放して3~4秒を延命する、というのが最適解です。溢れる脳汁を撒き散らしながら煌めく生命の瞬間(とき)。

他にはステージギミックを組み合わせて敵を一網打尽にしたり、ダクトからショートカットを通ったりとちょっとしたテクニックを有効活用することで延命時間を稼ぐのもグッド。一部のアイテムは、拾うことで「トドメ」を発動できます(10秒の延命ボーナスつき!)。

実際筆者も、ダッシュダッシュキックショットガンリロード脳天ナイフショットガンという、もはや常にボタン連打という状態でプレイしていました。そのため体感のゲーム時間は数字以上に短く、そしてプレイフィールはどんどん激しさを増してもはや快感のレベルに。

とはいえ、敵もしっかり攻撃してくるため、考えなしに突っ込めば体力をゴリゴリ削られ道半ばで力尽きます。そんな時にありがたいのが自販機の存在で、キックや鉛玉を叩き込むと回復ドリンク等を提供してくれるので、激しい戦闘中でも積極的に見つけに行くと良いでしょう。ただし落下死だけはどうしようもないので足場にはよくよく気をつけないといけません。

またステージクリアの報酬として、原則そのチャプターでのみ有効になるアップグレードが選択可能。うまいこと組み合わせることで、トラップダメージ無効で爆走できますし、銃の威力をマシマシにして無双できたりもします。

ボス戦については、多少のギミックかあったり体力が多めに設定されていたりしているため、立ち回りにはより気を使います。とはいえ基本的には10秒の制限を無視して戦闘を継続できるため、道中の尖り具合に比べるとそこまで難しい印象ではありませんでしたね。ミニゲームめいた狙撃合戦もありましたし。


調子に乗って即死した筆者

ともあれ死ぬまでずっと戦い続けることが可能なエンドレスモードなど、本作はゲームの核となる部分を楽しませるための用意が頭一つ抜けていると思います(翻訳については脇に置きつつ)。もし興味を持たれた読者の皆様におかれましては、まずはストアページにあるデモ版から触れてみてはいかがでしょうか?

  • タイトル:『MULLET MADJACK』

  • 対応機種:Windows PC

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC

  • 発売日:2024年5月15日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:2,095円(2024年5月25日まで1,885円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

10秒の生命を燃やして銃弾の雨を撒き散らしてやるスパよ!



《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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