スペインのゲームスタジオNexus Game Studiosが送るポイントクリック式アドベンチャーゲーム『Randal's Monday』、英国の大SF作家テリー・プラチェットの親友の隣人が書いたとされるシナリオは、最近流行りのタイムループもので多くの謎と伏線に溢れているそう。
今日家賃を払わないと一文無しでアパートを追い出されてしまう主人公のRandal、友人が彼女に贈るはずだった結婚指輪をちょっとの間だけ拝借して古道具屋でお金に変えてしまいます。ところがその指輪、実は呪われていて関わる人を全て不幸にしてしまう、というところからお話がスタートします。指輪の呪いに囚われたRandal、指輪を取り戻し、それにまつわる謎を解くまでは永遠に毎日が月曜日、とこれがまさにゲームのタイトル名の由縁になっています。
ゲームのシステムはオーソドックスなポイントクリック方式。怪しい場所や交渉したい人物をクリックし、ポップアップするコマンドを選択することでさくさく進みます。が、さくさく進んでもそこはタイムループもの、1つ謎を解いたらそれに関連する謎が新たに派生すると言った具合。シナリオの分岐やエンディングの数は(未だ製作中なだけに)文字通り数えられない数だそう。
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アートスタイルやキャラクターデザインは初期のセス・マクファーレンに強い影響を受けているように見えます。また随所に散りばめられた強烈過ぎる風刺やギャグも同様のスタイル。眉をひそめる方も少なくないと思いますが、ハマる方にはど真ん中でハマるのではないでしょうか。注目はRandalに指輪を盗まれ彼女へのプロポーズに失敗した親友が悲観のあまり自殺してしまう訳ですが、その死に様が毎朝違う“無限の死に方パターン”とのことです。またAtariをはじめ任天堂、セガとオールド・スクールなビデオゲーム愛も随所に散りばめられ画面を彩ります。
本作Randal's Mondayは対応機種はPCとMACで、Steamにて発売予定。発売時期など続報が入り次第またお伝え致します。