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近日発売の『地球防衛軍6』PS5版を先行体験!「古典的」をどう捉えるかはプレイヤー次第

来年に20周年を迎える人気3DアクションSTGシリーズの最新作『地球防衛軍6』が、ディースリー・パブリッシャーより8月25日に発売されます。

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来年に20周年を迎える人気3DアクションSTGシリーズの最新作『地球防衛軍6』が、ディースリー・パブリッシャーより8月25日に発売されます。

途中に外伝的な作品をはさみながらも、ナンバリングとしては約5年ぶりとなる新作ですから、首を長くして待っていたファンの方もきっと多いはず。Game*Spark編集部ではそんな『地球防衛軍6』を先行プレイする機会を頂きました。本記事では、そのPS5版プレイレポートをお送りしていきます。

ゲームプレイを開始して最初に現れるのは、おなじみの「兵科選択」です。兵科はスタンダードで高火力なレンジャー、高機動型で自由に移動できるウイングダイバー、支援を要請しながら戦うエアレイダー、外骨格スーツを身に纏ってロボゲーのようなプレイ感覚で遊べるフェンサーの4つから選べます。

今回は先行プレイということで時間に限りがあったため、まずは「レンジャー」を触っていくことにしました。レンジャーは本シリーズの基本形であり、かなりスタンダードなTPSとして遊ぶことができます。

物語は「フルメタル・ジャケット」よろしく口の悪い上官に罵られながら教わるチュートリアルパートから幕を開けます。この解説がかなり丁寧で、初めてのプレイヤーにはありがたい仕様ですが、操作感を熟知したシリーズファンにとっては「早く先に行きたい!」ともどかしく感じるかもしれません。

ただし、こういったパートで展開するケレン味たっぷりの台詞回しは本作の魅力のひとつ。この『地球防衛軍』らしさを好む方なら、じっくりと進むテンポ感を気にせず、存分に楽しめることでしょう。

ゲーム本編のプレイフィールには「いつも通りの『地球防衛軍』」という印象を受けました。今作においても、「宇宙からやってきた外敵をめちゃくちゃに撃ちまくる」という、極めて『地球防衛軍』らいゲームプレイを楽しめます。

グラフィックに関しては、PS5世代の作品として「とてつもなく美麗」なレベルと言えず、若干の古さも感じました。しかし、特に序盤のステージは地球が壊滅寸前な状況であり、全体的に彩度が低めのビジュアル。シリーズ作品の中でも、大人向けな雰囲気に仕上がってるように思えます。

ワラワラと迫りくる巨大生物をめちゃくちゃに倒しまくる爽快感はシリーズ独特のもので、やはり普遍的な楽しさがあります。扱いの難しい“高威力広範囲の武器”をうまいところに発射できると、快音とともに敵が吹っ飛んでいく楽しさ……この豪快さと敵のワラワラ感を味わうために、人間は『地球防衛軍』シリーズを遊ぶのでしょう。

もちろん高難度のモードも搭載されていますが、個人的にはシビアに挑むよりも低めの難易度を選び、爽快感重視で遊んでいくほうが好みです。

筆者は比較的ライトな『地球防衛軍』シリーズファンですが、前作『5』などと同様に「1ステージあたりのボリュームが大きい」という印象です。また、ステージの後半部ほど敵が強くなるため、死んでしまった場合の“巻き戻し”に苦しさを感じることもありました。

フィールドに落ちたアイテムを拾い集めるシステムなども、シリーズおなじみとは言え、やはり同世代においては少々古い感じがします。しかし言い換えれば、『地球防衛軍』らしいゲームプレイを楽しみにしているファンの期待には、充分に応えられると言えます。特に自爆に怯えつつも爆発系武器をぶっ放すプレイには、得も言われぬ懐かしさを覚えました。

今回は「レンジャー」に加えて、フィールドを縦横無尽に飛び回る高機動型兵科「ウイングダイバー」も使用。アイテムも回収しやすいので、筆者としてはこちらのほうがレンジャーよりも手に馴染みました。レンジャーと比べると若干のクセはあるものの、『地球防衛軍』シリーズ初心者なら個人的にはこちらのウイングダイバーを強くおすすめしたいところです。

「兵科を選ぶことでゲーム性が大きく変わり、自分に合った戦い方を探していける」という特徴には、『地球防衛軍』シリーズならではの面白さが現れています。もちろん武器選択にもプレイヤーによって個性が出てきますし、どんどん新武器を集めて試していきたくなる感覚も『地球防衛軍』らしい楽しさですよね。

当然ウイングダイバーも万能ではありません。武器選択をミスってしまうと、対処しにくい難敵に慌ててしまうことでしょう。筆者は近距離兵装の「レイピア」と弾速は遅いが強力な武器「プラズマ・ビッグキャノン」を持って、とあるミッションに臨んだのですが、蜂型巨大生物が登場した際には攻撃をまったく命中させられず、かなりの苦戦を強いられることに。好みだけで選ぶとレイピアを噴射しながら蜂と追いかけっこすることになってしまうので、武器選択には要注意です。

今回プレイできたのは序盤のみではあるものの、アイテム回収の楽しさやセリフ回しのケレン味、ワラワラと現れる敵を蹴散らす爽快感はシリーズの基本に忠実で、特に『5』を好む方なら馴染みやすく、違和感なく楽しめる作品と言えるでしょう。一方で、新規ファンやシリーズ未プレイの方にとっては、古典的なゲーム性や『地球防衛軍』らしさに慣れるまで少々時間がかかるかもしれません。


『地球防衛軍6』は8月25日より、PS5/PS4を対象にリリース予定。PS4版からPS5版への無料アップグレードやセーブデータ引継ぎにも対応。フレンドとワイワイ楽しめるオンラインマルチプレイにおいては、PS5版/PS4版のクロスプレイもサポートしています。

シリーズファンはもちろんのこと、本記事を読んで興味を持たれた新規プレイヤーの方もぜひチェックしてみてください!


《文章書く彦》
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