イギリスの公共放送BBCのTV番組にて、購入から1年を迎えたXbox本体に不良が相次ぎ、その修理費用が高額であることを訴えて話題となっています。Microsoft自身もこれに答えて、システム的な問題ではないと主張しつつも一部の症例として認めているようです。
[url=http://www.bbc.co.uk/consumer/tv_and_radio/watchdog/reports/consumer_goods/consumer_20070213.shtml]Watchdog[/url]というのは"番犬"の名前どおり、英国の消費者問題を中心とした番組で80年代からあるそうです。Youtubeなどを利用した一部サイトでは、実際にこの回を[url=http://www.xbox360fanboy.com/2007/02/14/bbc-slams-360-defects-ms-responds/]見ることも[/url]できてしまうのですが、昨晩の番組ではちょうど1年経ったころに本体が壊れたという二人のゲーマーが紹介され、修理するために80ポンド以上も払わねばならなかったそうです。
今回Microsoftから寄せられた公式の声明によると、"大半の"Xbox360オーナーは、コンソール本体で優れた体験を得ています、と主張しつつ症例として事実を認めました。
「言われているように我々は、本体が期待通りに動作しないという少数の独立した報告を受け取りました。」
「注意すべき重要なことは、本体への全体的な問題は無いということです。それぞれの例は固有で、彼らの調査はケースバイケースを原則に取り扱われています。」
どれぐらいの数の360本体に不良があるとわかったか、Microsoftは詳細を明らかにしていません。北米地域などでは最近まで保証期間が90日しかなかったこともあり、アメリカでも一時は訴訟騒ぎになっていましたが、今度はTV番組として取り上げられたようです。
こと、玩具だった時代のゲーム機は手荒に扱っても実に壊れ難かったものですが、光学ドライブが搭載されるようになって以降は本体の寿命というものを意識させられるようになってしまいました。その後はコンピュータ化がどんどんと進み、作る側もムーアの法則を前提に後々のスケールメリットを追求するあまり、"初期型"といった型番違いの存在がお店の店頭でも普通に言われるようになってしまいました。
個人的にはどのゲーム機でも毎回発売日に買ってしまうタイプなので、タダで交換すればすむ初期不良ではあまり騒ぐ気にならないのですが、後々出てくる保証期間後の不良の方は、実際の割合はともかく非常にイヤなものです。発売日に買ったら、性能はそのまま5年間一線で持つというのがゲーム機の美点だったのですが、色々な意味で最近はなかなかそうもいかないようで少々困ったものです…。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=22776]GamesIndustry.biz[/url])[/size] [size=x-small](イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/dove72679/300342149/]Flickr[/url])[/size]
関連記事:秋のアップデートで故障したXbox 360本体のクレームが訴訟問題に発展
関連記事:Xbox360の海外保証期間が1年に延長される
関連記事:任天堂サポートセンターの恐ろしく親切な対応が海外で話題に