現在でも世界中のゲームショップで、お店からすぐになくなってしまう任天堂のWii本体。しかしこちら中国では、また別の事情もあるようで……。中国の上海ではまたしても海賊版のソフトが流通するようになってしまい、するとWii本体の値段が最近になって急上昇しているんだとか。将来の重要市場としてゲーム業界でも期待を集める中国ですが、まだまだ先は厳しそうです。
中国ではWiiを含めて次世代ゲーム機の正式な販売は未だされていませんが(これまでは任天堂の他、ソニーが地域を限定してPS2を販売)、[url=http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=13369]Gamasutra[/url]の中国連載記事が伝えるところによると、上海では日本から輸入されたWii本体が2,100元(約3万2,000円)程度で売られていたところ、先月になって突然、3,000元(4万6,000円)近くまで値段が急上昇しているそうです。地元の店によるとどうやら海賊版が動くような改造が施されているようで、ちなみに一緒に売られているソフトの方のお値段は、1枚10元(153円)!なんだとか……。
13億の人口を擁して経済発展を続けるお隣の中国、おなじみのゲーム機本体がどれも毎回あちらで生産されているのはもちろん、最近では安価な労働力で次世代ゲームの膨張するデータ量を確保したり、これから近い将来の重要なマーケットとしてゲームソフトのほうでも、開発拠点を中国に展開する動きは欧米のパブリッシャーを中心にかなり広がっているようです。
一方、ユーザーの間でもネットカフェを利用したオンラインゲームは爆発的な人気を集めているようですが、世界のゲーム業界が期待するようなビジネスができる大市場になるまでに、まだまだ当分メーカーの苦労は続きそう?
[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=13369]Gamasutra: "Wii Piracy Means Price Hike?"[/url])[/size] [size=x-small](イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/graemelennon/44361897/]Flickr[/url])[/size]
【関連記事】
あなたの血をくれたらアカウント復活させてあげます!?中国のMMOで驚きの発表
PSPに超そっくりな携帯電話が登場@中国
『Xbox360 Elite』は中国で既に生産中?
Electronic Artsが、日本の開発スタジオを閉鎖に!
『Gears of War』開発費は$1,000万ドル(12億円)以下と結構安上がり!?
※コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください