プレイステーションの父と呼ばれ、SCEの広告塔としても世界中で愛されてきた久夛良木健氏。彼の夢であるPS3発売を期にSCE本社長から会長へと[url=http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=1452]昇進されて[/url]いましたが、なんと6月でそのSCEから引退することを決めたようです。Wall Street Journalなどが伝え、世界中に衝撃が走っています。
「PlayStationファミリーへ4つのプラットフォームを発売した後、ソニーコンピュータエンタテインメントから卒業することに私は満足です。
最先端の技術とクリエイティブなマインドを世界中から結びつけることによって、コンピュータエンタテインメントの世界を変えることはエキサイティングな経験でした。
このビジョンを足がかりとして、私の次なる挑戦に邁進していきたいと思っています。」
今後は現社長兼グループCOOの平井一夫氏が、グループ最高執行責任者の座に着くそうです。また、SCEIも声明を出しています。
「久夛良木健は、この決断を以前から考えてました。12月に平井一夫が社長へ任命されて以来の6ヶ月間で、経営の新しい世代が彼により育っていると言います。
3月のヨーロッパ発売でPS3のワールドワイドな立ち上げを成功裏に達成し、彼は6月の株主総会が経営のバトンを新しい世代へと引き継ぐ理想的なタイミングと定めました。
彼は今、その広い技術的知識と強いリーダーシップで、PlayStation世界の向こう側へ新しい挑戦を行おうとしています。ソニーとSCEは今後も彼の助力と大きな視点からのアイディアを求め続け、彼の夢の実現において可能な限り支え続けます。」
[size=x-small](ソース: [url=http://www.macworld.com/news/2007/04/26/kutaragi/index.php]IDG: "Kutaragi to step down as Sony game unit CEO"[/url], [url=http://www.joystiq.com/2007/04/26/sonys-ken-kutaragi-announces-plans-to-retire/]Joystiq[/url], [url=http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/070426.pdf]SCEI日本語プレスリリース(PDF)[/url])[/size]
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