早速ながら、国内版はこういうジャケットで発売されました。
PCエンジンのHu-Cardメディアでリリースされています。主人公の攻撃が素手なので少し(かなり?)ショボイ感じが否めませんが、クリーチャーが痛がってるので効果は絶大だった・・かも。背景のおどろおどろしい怨霊(?)と舞台となる洋館は、何となくミスマッチながら雰囲気は良いかと。
そして、海外版のパッケージがコレでありますよ・・。
パッと見たところ、[b]どちらが主人公なのか分かりません![/b]冷静に見れば左側が敵で、両手首にチェーンソーを強引に取り付けた、悪霊なのにハイテクな装備です。右側が主人公なのですが、これまたホッケーマスクをしているため、左側の敵と表情として見分けが付かなくなっている始末・・。それより何より、主人公の得物が棍棒(?)というだけで、即死決定かも。相手が相手だけに、無謀な挑戦は文字通り命取りかと・・。
スプラッターハウスは、1988年に業務用のナムコ・システム1基盤対応タイトルとして発売されました。当時はオカルトブーム全盛期で、特に血みどろな映画やテレビ作品(スプラッター作品)が乱発された社会背景があります。これに目を付けて業務用に現れたのが、このスプラッターハウス、という訳です。PCエンジン版は1990年に発売されています。
ストーリーは、大学生で超心理学を学ぶ主人公のリックとその恋人のジェニファーが、同じく超心理学の権威であるウエスト博士の研究所である館に踏み込んでしまったことから始まります。館の中は魑魅魍魎の巣窟となっており、ジェニファーは何者かに連れ去られてしまいます。リックは精霊の力が宿る「ヘルマスク」を被り、恋人を救い出すために勇敢にも化け物と戦いを繰り広げる・・というもの。
ゲーム内容は典型的なアクションです。パンチ、キック、ジャンプ、アイテム(角材やナタ、斧など)を使っての攻撃、スライディングキックといったものがあり、なかなか多彩です。横方向半任意スクロール方式で、後退は出来ません。前を塞ぐ化け物をギタギタになぎ倒しながら、ステージをクリアしていきます。演出もステージ内容も、大変グロテスクなもので満たされていますが。一番ショッキングなのはラスボスの・・?
このタイトル以降、メガドライブなどで続編が作られていますが、それぞれで賛否両論。しかし、スプラッターハウスが「ジャパニーズホラーゲームのパイオニア」となったのは言うまでもないでしょう。
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