
表現が修正された末にようやくアメリカでの[url=http://www.gamespark.jp/modules/news/index.php?p=3483]発売が決まった[/url]、Rockstarの問題作Manhunt 2。イギリスなど他の各国では依然として発売の目処が立たない状態ですが、こちらオランダでは全然考え方が違うみたい。欧州でもリベラルな政策でつとに知られるオランダ、大人がどんなゲームをプレイしようが止めることなんてやっぱりナンセンス!?
AP通信などが伝えるところによると、16歳未満の青少年に販売することは禁じられるものの、オランダの法律では販売そのものを禁止することは出来なかったよう。今回の問題について、オランダで法相を務めるErnst Hirsch Ballin氏は、議会への声明でこう述べています。
「(オランダの)現行法は、それが違法な要素を含まない限りにおいて、全ての大人はどんなゲームをしたいか、自分自身で決定することが出来るとする、その原則に基きます。」
……ビバ、オランダ!
さっそくこれを伝えた海外サイトの一部では、オランダなら表現内容もノーカットだ、オランダから輸入しようなどと盛り上がってもいるみたい。
もっともつい先日認められた北米版自体、どのような修正が行われたか明らかにされておらず、内容の違いについてはまだ不明。しかし最初にレーティングを拒否したイギリスでは依然として係争が続くなど、そもそも他のEU諸国では発売自体が認められていないだけに、同じリージョンで動いてしまう今回オランダの決定は、他国のゲームファンからも大いに注目を集めているようです。
最近のビデオゲームの表現内容については、国境を接するお隣のドイツで独自の厳しいレーティングを敷いている一方、国によってここまで考え方が違うというのもちょっとビックリ。風車や運河とチューリップ、その一方で売買春や一部のドラッグまで認められる、大人の自由と自己責任の国オランダ。今後はさらに、ビデオゲームファンの楽園と呼ばれる日もそう遠いことではなさそうです。[size=x-small](ソース: [url=http://www.n4g.com/News-63977.aspx]N4G: "Manhunt 2 "Uncut" for The Netherlands - "Time to import"
"[/url])[/size]
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