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S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobylを制作したGSC Game WorldのグラフィックプログラマーであるIgor Lobanchikov氏は、CVGのインタビューにて現時点でDirectX10に労力を割くのは基本的に時間の浪費だと話しています。
DX10はDX9に比べて豊かで柔軟性のあるものだという事は確かです。ただ実現できるグラフィックの品質が高いとはいえ、短期間でゲームに取り入れられる革新的な要素はわずかなもので、労力を割く意味がほとんどないのです。結局は制作が遅れ、コストも増えていきます。
マイクロソフトがWindows VistaでのみDX10を利用できるようにしたことに対して、元から少ない潜在的なPCゲーマーをさらに少なくすることになったと不満を示しています。コンソールゲーム機のために業界がDX10への対応に乗り気じゃなくなっているとは考えておらず、あくまで制作期間とコストの問題のようです。
記事にも書かれていますが、気になるのは続編であるS.T.A.L.K.E.R.: Clear SkyのDX10対応についてでしょう。DX10に対応するという話はありましたが、実際のところは未定のようです。ファンとしては、時間がかかるとかコストがかかるとか今更何をという感じがしないでもないですが、さて……。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.computerandvideogames.com/article.php?id=171326&skip=yes]CVG[/url])[/size]
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