
今冬に拡張データディスク第4弾『アルタナの神兵(Final Fantasy XI: Wings of the Goddess)』が予定されているファイナルファンタジーXI。9月5日から7日まで開催された「開発者による開発者のためのカンファレンス」、[url=http://www.austingdc.net/]Austin GDC[/url](AGDC)にて田中弘道氏がファイナルファンタジーXIについての講演を行っています。。XIのプロデューサー、田中氏による開発の経緯、RMT(リアルマネートレード)の問題、そして今後の展望についての言葉、以下、その模様を簡単にご紹介します。
[b]初代XBOXでの計画[/b]
開発の初期段階では、私達は[b]Xbox[/b](初代XBOX)の為のバージョンをMicrosoftと共に計画していました。しかし、いくつかの理由の為に、我々はその計画を断念することを余儀なくされました。主な理由は、Xboxにはハードディスクは2GBしかなかったことです。PS2ではHDDの8GBを使用します。拡張パックのための十分な容量が確実に必要だったのです。MMOの生命線は大容量のストレージ機器です。
[b]次世代MMOへ向けて[/b]
ファイナルファンタジーXIには未だ500,000人のプレイヤーがいます。彼らがプレイしてくれる限り、私達は開発を続けるでしょう。現在のベースではいくらかの制限があることは理解しています。ここ数年のハードウェアの進化は目覚しいものがあります。その中では7年もののアーキテクチャは古めかしく見えるのも事実です。スクウェア・エニックスの次のMMOは[b]クロスプラットフォーム、クロスリージョン[/b]になるでしょう。現在開発はスムーズに進行しています。フレームワークが形になり始めている段階です。昨年、私達は開発の再編成を行い、自社のクロスプラットフォームミドルウェア、[b]"White Engine"[/b]の開発もしました。これはファイナルファンタジーXIIIと新しいMMOの基盤となります。新しい情報を公開できるまでそれほど時間はかからないと言ってさしつかえないでしょう。
初代XBOXでのファイナルファンタジーXIの発売、White Engineと呼ばれる自社エンジン、新しいMMO。ファイナルファンタジーXIIIと同じエンジンを採用したそのMMOの発表が近いうちにあるのかもしれません。クロスプラットフォームでのMMOということでかなり大規模な展開が期待されます。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.gamasutra.com/php-bin/news_index.php?story=15400]Gamasutra[/url]) [/size]
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