
アメリカ、サンディエゴのリサーチ会社、Electronic Entertainment Design and Researchによって、ゲームのレビューとセールスの関係が数字で明るみに出てきました。ここでその参考元になったのは[url=http://www.metacritic.com/]Metacritic[/url]。映画や音楽、本、ゲームなど、エンターテインメントのコンテンツのレビューを様々なサイトから集め、それを一挙公開しているサイトです。Game*Sparkもしばしば参照しているサイトで、膨大な量のレビューを集計することによってそれぞれのコンテンツのスコアが算出されていきます。
最近ではBioShockが各サイトでハイスコアを叩き出し、結果としてMetacriticで96点という歴史的な平均スコアを残しました。調べによると、そのMetacriticで90点以上のスコアを得たタイトルは、業界の平均と比較して[b]531%[/b]もの売り上げを数えているということです。いかにコンシューマーがレビューを購買の参考にしているかが窺えますね。経験則としては、買うつもりの無かったゲームのスコアが高かったから買ってみよう、というよりは、買おうと思っていたソフトのスコアが低いと購入を躊躇ってしまう、といった感じでしょうか。
また、現在のゲームの特徴のひとつであるオンラインですが、パッケージ販売されるゲームの45%はオンラインに非対応であることが分かっています。およそ半分。中でも、Wiiのタイトルの98%はオフラインゲーム。WiiやDSのシェアを考えると、この二つのプラットフォームがオフラインゲームのほとんどを占めているともいえます。もっともWiiのオンラインサービスはこれからといったところ。この数字は数年後には大きく変わっているかもしれません。
もうひとつ気になるのがレーティングとの関係。海外では17歳以上対象とされるMレーティングのゲーム。それが総タイトル数の10%を占めるとともに、Metacriticでのレーティングごとの平均スコア、平均売上高においてトップであるということが分かりました。北米ではPCゲームを中心に頻繁にリリースされるMレーティングタイトル。そのタイトル群が概ねクオリティが高く、また多く売れているという事実があります。
一方、日本市場のシェアは海外とは大きく異なるわけで、WiiやNintendo DSでの全年齢対象ソフトが中心になっており、全く違った結果が導かれそうです。レビューに関しては……売り上げとの関係は調査が必要でしょうが、「影響力がある」のは確実。発売前には不可能なユーザーレビューとはまた異なるもので、発売日の売り上げには少なくない影響力を持っています。もちろんレビュースコアの高いものは良い作品が多いのですが……。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.next-gen.biz/index.php?option=com_content&task=view&id=7111&Itemid=2]Next-gen.biz[/url])[/size]
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