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ゲーム開発といえば、我々ユーザーからすれば羨望の眼差しを送られる仕事であるとともに、過酷な環境であることも知られています。大手のパブリッシャーの従業員はともかく、開発会社はその過酷な労働に見合った給料を得られていないともいわれています。一般的に固定給な環境で、開発締切が迫る中、週末を返上し、徹夜を重ねてもそれに見合った収入とはなっていないのが現状のよう。そんな中、Time SplitterやHazeの開発で知られるFree Radical Designは[b]"Overtime"[/b]と呼ばれる新しいシステムを導入します。
余分に働いた分だけ追加でお金を支払う、いわゆる残業手当のようなものですが、これがこの世界ではなかなか画期的なんだとか。「これはゲーム産業全体において行われる必要がある方法です」とはFree RadicalのファウンダーSteve Ellis氏の言葉。このシステムは既にインディーデベロッパー達の間では行われているようですが、一般的にはまだ普及していないということで先ずはそこが驚きですね。開発費が高騰していく現状で、著名なデベロッパーが乗り出したこの"改革"は波及していくでしょうか。
[size=x-small](ソース: [url=http://kotaku.com/gaming/show-them-the-money/haze-developer-pioneers-radical-new-pay-system-called-overtime-305869.php]Kotaku[/url]) (イメージ: [url=http://www.flickr.com/photos/shadphotos/1311527517/]Flickr[/url])[/size]
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