本日、小島秀夫氏のブログ[url=http://www.kjp.konami.jp/gs/hideoblog/]HIDEOBLOG[/url]にて配信された「裏ヒデ」第001回ラジオにて、こちらの記事にて掲載した海外インタビューの翻訳内容が、小島氏が現地で実際に日本語で話した内容とは大きく異なっているとの指摘がありました。当サイトの記事中では、海外ブログに転載されていた件のEDGEマガジンのインタビュー原文を日本語に翻訳しましたが、結果的にクリエイターの意向とは相違のある情報を日本のユーザーの皆様に発信してしまったこと、さらに、広く誤解を招く恐れのあるタイトルで記事を公開したことを深くお詫びいたします。
ラジオの中で小島氏は、日本特有の謙遜的な発言が、文化の異なる国ではネガティブなコメントとして解釈されたと語っており、作品の完成度についても、自信を持って発売する、と断言されています。ゲームを楽しみにされているファンの方は、ぜひラジオで小島氏の真意を確かめてください。
※深夜にも関わらず小島氏のラジオの情報をお知らせいただいた読者の森本さま、ちばたさま、小島ファンさまに感謝!
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以下、インタビューのコメントから抜粋。
“ゲーム性については、ほぼ当初考えていた通りになりました。戦場に忍び込み、プレイヤーはステルス行動か、直接的な戦闘をするかを選択することができます。しかし、グラフィックにおけるモーションブレンディングやマップの大きさは、私が当初思い描いていたビジョンが、満足のいくように成し遂げられていません。”
“私たちが東京ゲームショウで初めてゲームエンジンを披露した時、開発スタッフはとてもうれしく誇りに思っていました。ご存知の通りPS3は夢のマシンです。我々スタッフは本当にたくさんのアイデアを用意して制作に取り組んできましたが、実際にゲームの開発が始まると、そこには多くの制限があることに気付いたのです。そして、その結果出来たものが今皆さんにお見せしているものです。全く進歩がなかったと言っているわけではありません。当初の目標は、10歩先に進むことでしたが、現実には1歩しか前に進むことができなかったのです。”
“私は三年前、何か革命的なものを作りたいと言っていたのを覚えています。しかし現実には、CPUが原因で、そのようなことをするのは非常に難しかったのです。実際のところ、我々はCELLエンジンを限界まで駆使しています。このことは、私がPS3の性能を批判しているとは誤解しないでほしいのですが、つまり単純に、私たちはPS3の持つハードの限界を認識できておらず、全てを実現することが不可能なゲームを開発していたのです。”
企画されていた構想がすべて実現されなかったと聞くのは、ファンにとっては残念でもありますが、PS3を持ってしても叶わない小島氏の創作ビジョンは、とてつもなく大きかったのかもしれませんね。こうした開発面での制約がいろいろとあったとしても、最終的にユーザーの手に届けられる製品版は、きっとファンの期待を上回るものになっているはず[/size]
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