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セールスこそ恵まれなかったものの海外から特に高い評価を受け、世界中で今も熱心なファンを獲得している、大神やビューティフルジョーなどを手掛けたクローバースタジオが解散されて早一年。今週、海外サイトに詳細が一時掲載され、いよいよ噂になっていた新作たちがついに正式発表を迎え、海外のSega of Americaではプラチナゲームズとの提携についてプレスリリースを発表すると共に、日本人のスタッフも集めてサンフランシスコで発表会を行ったそうです。
イベントと共に海外から明らかになった、注目の新しい動画や発表会での発言もあわせ、今回詳細の発表された3本を一気にご紹介。
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ロンドン及びサンフランシスコ、2008年5月15日
Sega EuropeとSega of Americaは今日、ビデオゲーム業界で大きな成功を収めたフランチャイズに携わったチームにより、新たに設立された開発スタジオPlatinum Gamesとのワールドワイドな提携を発表します。
この合意によってPlatinum Gamesは、バラエティ豊かなジャンルをカバーするMadworld、Infinite Line、Bayonettaの画期的な3本の新作タイトルを開発し、その独創的なデザインコンセプトによって、今日のベストセラープラットフォームの奥深い世界を追求します。
Platinum Gamesの社長兼CEO、三並達也氏はプレスリリースでこう述べました。
「品質やオリジナリティ、そしてゲームの面白さがかつてなく求められている、ゲーム産業全体にとって極めて重要な今、Platinum Gamesの創造的なエネルギーが、Segaのラインナップに新しいレベルのイマジネーションをお届けします」
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[size=large]Madworld[/size] (マッドワールド)
稲葉敦志氏プロデュースの、これまでにない過激でスタイリッシュなWii専用の3人称アクション。海外では、2009年第1四半期にリリース予定のデビュー第一弾タイトルになる模様。実際にサンフランシスコではゲームプレイの様子も公開され、会場から最も大きな注目を集めていたそうです。
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[size=large]Bayonetta[/size] (ベヨネッタ)
神谷英樹氏がディレクターを務める、ダイナミックでハイテンポなPS3/Xbox 360向けアクション。2001年に自身が手掛けた最初のデビルメイクライ以来人気を集めるこのジャンルに対し、7年前に目標としていた原点に帰るという期待の大作。2009年リリース予定。
[size=large]Infinite Line[/size] (無限航路、仮題)
クロックタワー、鉄騎などを手掛けた河野一二三氏(ヌードメーカー)とのコラボレーションによる、DSオリジナル作品。アーサー・C・クラークの名作、Childhood's End([url=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8A]幼年期の終わり[/url])にインスパイアされたというSF大河RPGで、非常に多くの登場人物と多彩なカスタマイズが可能な宇宙船による戦闘が特徴、プレイヤー同士の通信対戦にも対応との事。2009年リリース予定。
どれも世界にアピールできる要素を取り揃えながら、日本のゲームでも海外のゲームでもない個性的なオリジナル作品になっており、イベントでの彼らによれば、「もう一度、高品質な日本のゲームを世界中の人たちに楽しんでもらいたい」との思いで手掛けられているという、待望の新作タイトル。
実際にプレイできるのはまだまだこれから来年以降になりそうですが、さらに今後バイオハザードの三上真司氏が手掛ける第4の作品まで用意されているそうで、世界中から今後もますます注目を集めるのは間違いなさそうです。
[size=x-small](ソース: [url="http://kotaku.com/5009161/black-white-and-blood-to-bring-hardcore-back-to-nintendo"]Kotaku: "Black, White and Blood To Bring Hardcore Back to Nintendo"[/url], [url=http://www.sega.com/news/?n=2056]Press Release[/url])[/size] [size=x-small](イメージ: [url="http://www.joystiq.com/2008/05/15/sega-announces-platinum-games-partnership-first-three-games/"]Joystiq[/url])[/size]
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