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次世代DirectXでは標準となりつつあるマルチコアプロセッサ化における更なる最適化や、GPUの自立化などを念頭においた強化が施される模様です。
・Windows Vistaと次期バージョンのWindowsをフルサポート
・DirectX 10と10.1ハードウェアでの利用も可能、同様に新しいDirectX 11ハードウェアをサポート
・新しい、単なる3Dグラフィックス以上に使用されるGPUの基礎を築く遮光物科学技術を計算する、その結果、デベロッパーはパラレルプロセッサーとしてグラフィックスカードを利用することができます。
・新しいシェーダー技術は描画処理に止まらず、GPUを並列処理を行うプロセッサとして利用する事が可能になります。
・マルチコアPCでのマルチスレッド処理等の最適化
・テッセレーションのサポート。これにより、よりスムースで高品質な3Dモデルをリアルタイムでレンダリングする事が可能になります。
新機能の目玉はやはりテッセレーション(ポリゴン分割)のサポートでしょうか。処理能力は目を見張るようなスピードで進化しているGPUですが、現在はあくまでCPUから渡された様々な命令を力業でこなすという支配関係にあります。ここが低ポリゴンモデルを用いた構築や処理をCPU側で行い、GPU側でそれを元にハイポリゴン化すると言った同時処理が本格的に実装されれば、GPUをより並列処理を意識したプロセッサの一つとして、ストリーミング色の強い処理を実行させる事が現実味をおびてくると言えそうです。
ただしDirectX 10の浸透もまだ現実的とは言えない現状において、これらハードウェア依存の新しい技術は各ハードウェアベンダーの足並みの乱れやWindows Vistaの苦戦など様々な状況が折り重なっていて、まだ絵に描いた餅を見ているような気分です。これら山積した問題に対して、今後どのようなアプローチが行われていくのか注意深く見守る必要がありそうですね。
[size=x-small](ソース: [url=http://www.shacknews.com/onearticle.x/53810]Shacknews[/url])[/size]
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