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様々な世界記録を収録したギネスブックのゲーム業界版『Guinness World Records 2009: Gamer's Edition』が現在発売中となっていますが、発行元のギネス・ワールド・レコード社はその中からGrand Theft Autoとバイオハザード(Resident Evil)、2つのフランチャイズに関するギネス記録を公表しました。
■Grand Theft Auto
○最も成功した製品の発売
・2008年に4月29日に発売されたGrand Theft Auto IVは、映画『The Dark Knight』の初日興行収入の約5倍にあたる3億1000万ドルを1日で売り上げた。
○最も論争の的となるテレビゲームシリーズ
・現実に起こる犯罪との因果関係に関するニュース記事は4000本以上。Rockstar Gamesは多数の訴訟を起こされ、GTA IVはタイで事実上の発売禁止処分に。
○テレビゲーム史上最大の声優陣
・GTA IVでは174人の俳優を含む合計861人が声優として参加した。
○最も高い開発費
・GTAシリーズのプロデューサーLeslie Benzies氏はGTA IVの開発費が1億ドルに達することをThe Times誌のインタビューで明らかにした。そしてSEGAのシェンムーによって打ち立てられた7000万ドルという記録を更新。
○Grand Theft Autoシリーズ中最も大きな環境
・Grand Theft Auto: San Andreasはシリーズ中最も広いエリアを特徴としている。3つの都市に12の町、田園地方などを含む総面積は17平方マイルに達する。
○最も多くのゲームサウンドトラック
・GTA IVは218曲の公認トラックを収録。これによりGTA: San Andreasの156曲という記録を塗り替えた。
■バイオハザード(Resident Evil)
○テレビゲームに基づく実写映画としては初の三部作
ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』、『バイオハザードII アポカリプス』、『バイオハザードIII』はゲームの映画化としては大きな賞賛を受けた。
○最も興行収入の多かったゲーム公認映画
映画『バイオハザード』は2億7600万ドルという驚異的な興行収入を生み出した。『バイオハザードII アポカリプス』、『バイオハザードIII』もそれぞれ1億4700万ドル、1億2900万ドルの興行収入を稼ぎ出している。
これらの記録を見ると改めてGrand Theft Auto IVの凄さが分かります。また"ゲームの映画化は必ず失敗する"と言うジンクスを打ち破ったバイオハザードにも拍手を送りたいですね。さてこれらの記録が打ち破られる日が来るのか、それもまた楽しみです。
なお記事冒頭で紹介したゲーム業界版ギネスブックには他にも様々な記録が掲載されています。もしこのギネスブックを手に入れたならば、自分のお気に入りのゲームが記録を樹立していないかチェックしてみてはいかがでしょうか。公式サイトでは本の一部を試し読みする事が出来るので興味がある方は是非どうぞ。
(ソース&イメージ: Kotaku)
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