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世界的シェアを持つMMORPG、World of Warcraftで知られるBlizzard。そのゲームデザイン部門のエグゼクティブVPであるRon Pard氏がIndustrygamersのインタビューの中で、MMORPGのコンソール(ゲーム機)への展開にともなう困難について語っています。氏によれば、それは主に4つあるようです。
1. 入力デバイス
World of WarcraftのようなMMOを移植しようとしたとき、それをどうやって遊ぶのか? キーボードとマウスを持ってくる? ゲームパッドにすべての操作を割り振る?
2. ハードディスク
MMOはもともと多くの容量を必要とする上に、常に新しいコンテンツがリリースされる。コンソールではハードディスクのほとんどを食う上に、Xbox 360のようにハードディスクが無い場合もある。
3. 認証プロセスとパッチ
マイクロソフトがアップデートや認証プロセスの高速化を目指しているのは分かるが、どんなに速くなっても、自分たちでそれをやるより速くなるということはない。我々は自身のサーバーにアップロードするのだから。
4. ビジネスモデル
マイクロソフトもソニーも売り手に対し、その機種で発売するための手数料を請求する。もし月額課金のMMOを発売するなら、彼らはその課金分の何割かも欲しがりそうだ。それは障害とならざるをえない。
氏は、MMOをコンソールで発売することに関し、障害はたくさんあるが、それらは次世代ゲーム機ではより簡単に克服できるとも考えています。また「基本無料・アイテム課金」制のMMOがアジアを中心に普及することについて「我々はまずゲームをつくり、それからそのゲームに合うビジネスモデルを決める」「まずどんなゲームをつくりたいか、それが決まってからそれでどのように収益を上げるかを考える」と述べ、昨今の形式先行の無料MMOの拡大に苦言を呈しています。(ソース・イメージ: Industrygamers via examiner)
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