これまでのPSPとは違いバッテリーの交換が不可能となったPSP Goですが、SonyのJohn Koller氏がその理由を明らかにしています。
以前にも取り上げたようにPSPは多くの著作権侵害に悩まされているゲームシステムです。中でも特殊なバッテリーを用いてファームウェアを書き換える“パンドラバッテリー”が人気となっており、著作権侵害行為を助長していました。
Koller氏の話によればパンドラバッテリーの動作を防ぐ事自体はPSP-3000のファームウェアでも成功しているとの事ですが、そのプロテクトを更に強固なものにするためPSP Goではバッテリーの交換が不可能となっているのだそうです。つまりソフトウェアとハードウェアによるダブルブロックですね。
ただバッテリーの交換が不可能というのは著作権侵害対策に大きな効果がある一方、消耗して弱ったバッテリーをユーザーが交換できないという問題があります。
バッテリー交換をする度、Sonyに本体を送るのは金銭的にも時間的にも厳しいのでは……。他にも「充電が切れたら予備バッテリーに交換」という事が出来ないのも、電源が確保できない場所では辛いですね。
(ソース: PlayStation Insider)
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