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「映画はOKでゲームはダメなのはおかしい」 EA、『Left 4 Dead 2』の発禁処分に対し声明を発表

暴力表現を理由にオーストラリアのレーティングを通過せず、事実上の発禁となってしまった Left 4 Dead 2 。これに対し今回、パブリッシャーのEAより「映画はよくてゲームはだめなのか」といった声明が出ています。

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暴力表現を理由にオーストラリアのレーティングを通過せず、事実上の発禁となってしまったLeft 4 Dead 2。これに対し、開発のValveからはコメントが出ていましたが、今回、パブリッシャーのEAより遺憾とする声明が出ています。スポークスマンのTiffany Steckler氏は以下のように話しています。
“マッドマックスのような暴力要素満載の映画が歓迎されるオーストラリアのような場所で、同じ理由からビデオゲームが事実上の発禁になってしまうのはおかしなことです。消費するコンテンツに関して、成人には選択する権利があるはずなのです。”

オーストラリアのレーティング機関OFLCは、審査を見合わせた理由として「生きている人間である“Infected”への激しい暴力、バールや斧、チェーンソーといった近接武器によるおびただしい量の出血、身体切断」を挙げています。Left 4 Dead 2に修正が入るかどうかについて、EAは現在ノーコメント。オーストラリアでは今年これまでにRisen、Sexy Poker、Necrovisionの3タイトルが審査を通過しませんでしたが、Sexy PokerとNecrovisionは内容の修正の上で販売にこぎつけています。

日本でも暴力表現の規制に関し不満の声が出ることがありますが、それは主にユーザーからのものでした。今回の声明は、パブリッシャーにも「成人には選択肢が与えられるべき」で「映画はよくてなぜゲームはだめなのか」という、ユーザーと共通の問題意識があるという点で重要です。(ソース: GameSpot AU: EA responds to L4D 2 banning down under)


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