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今日、別の記事で詳細プレビューをお伝えしたCCP Gamesの新作MMOFPS DUST 514。PC用MMOのEVE Onlineとシンクロした世界が描かれ、ソーシャルネットワークやリアルタイムストラテジーの要素も持つなどこれまでのゲームになかった壮大なコンセプトで開発されている本作。
東京に来日してゲームのプレゼンを行ったCCP Games上海スタジオのクリエイティブディレクターAtlimar Sveinsson氏と、シニアディレクターのYohei Ishii氏に、DUST 514の気になった部分を質問しました。
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Game*Spark: DUST 514の発売日はまだ未定とのことですが、完成度はどれくらいになるでしょうか?
Sveninsson氏: 開発には既に3年を費やしています。最初の2年は6人程度の小さなチームでコンセプトやアイデアを練っていましたが、次の1年で人数を増やし、プロトタイプによるゲームプレイの開発などに着手しました。
Ishii氏: 開発はCCPの上海スタジオで行われており、中国のEVE Onlineを担当しているスタジオも参加しており、75名くらいのスタッフがいます(CCP全体では450〜470名程度の社員が在籍)。
Game*Spark: DUST 514では例えばスピードが上がるなどキャラクターのスキルやステータスは存在しますか?
Sveninsson氏: はい。まずDUST 514には4つの種族があり、選んだ種族によってどういうスキルがあるかが決まります。それに加え、経験を重ねたり、持っている装備によって上がるものもあります。
Game*Spark: DUST 514はFPSですが、(MMORPGのように)プレイヤーが自分のキャラクターを作成したり、その姿を見ることができるでしょうか?
Sveninsson氏: はい。かなり豊富なキャラクター作成ツールが用意されます。顔がカスタマイズできるだけでなく、服装を変えたりタトゥーを付けることもできます。EVE Onlineでも深いキャラクター作成システムがあったので、それをベースに手を加えてありますね。後から新しい服装に変えることもできますよ。
Game*Spark: 開発チームの方の中で、影響を受けた日本のゲームはあるでしょうか?
Sveninsson氏: 私のお気に入りはグラディウスとR-Typeです。武器アップグレードのシステムなどはこうした日本のシューティングゲームの影響もあります。日本のゲームは最高ですからね。
Ishii氏: 上海スタジオにはアジアのスタッフもたくさんいるんですよ。彼(Sveninsson氏)ももともとDICE出身で、その後UbisoftでTom Clancy's EndWarの開発にも関わっています。
Game*Spark: 日本ではEVE Online自体がそれほどメジャーな存在ではありませんが、DUST 514をどのように日本でアピールしていくか、またどのような部分が日本のゲーマーにうけそうでしょうか。
Sveninsson氏: DUST 514はEVE Onlineをプレイしていなくても、FPSが好きで、新しいFPSが遊びたいユーザーにはこれだけで問題なく遊べますよ。DUST 514の世界はEVEとつながっていますが、プレイヤーがつながっていなくても大丈夫です。また、EVE Onlineの日本での展開もCCPとして考えていて、DUST 514を発売するまでに時間もたくさんありますので、今後各国での理想的な形を検討していきたいと思います。
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※この記事には機種カテゴリが設定されていますが、ゲームの対応プラットフォームは未発表です。
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