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2009年1月から2009年6月までに発売されたWii用タイトルのうち37%はレビューされていない。海外のアナリストがこのような興味深いデータを発表しました。
EEDAR(Electronic Entertainment Design and Research)のアナリストJesse Divnich氏は、PS3、Xbox 360、Wiiで発売されたゲームのうち、メディアでレビューされなかったものの比率を2008年と2009年で比較。前年比からの上昇は僅かだったPS3やXboxに比べ、Wiiだけが12%という大幅な上昇を見せていることが分かりました。
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Wiiのゲームは昨年に比べ平均のレビュー得点が60から66に上がっているそうですが、Divnich氏の分析によると、これは単純にゲームの品質が上がったのではなく、カジュアルユーザー向けや低価格のタイトルがレビューされなくなっているのが原因だということです。
またDivnich氏は、Wiiよりもコアユーザー向けタイトルが多いPS3やXbox 360も、本体の普及台数と共に今後ユーザー層が拡大すれば、いずれWiiと同じようにレビューされないゲームが増えていくのでは、と指摘しています。(ソース: IndustryGamers: The Divnich Debrief: 37% of Wii Games Not Reviewed, イメージ: Flickr)
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