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●Play Magazine: 10/10
これまでも、そしてこれからもBrutal Legendのような作品は生まれそうにない。ヘヴィメタルファン、ゲームファンへの最高の贈り物であり、私にとっては最新の、そしてこれまでで最高の3Dゲームだ。
●IGN: 9/10
Brutal Legendは、ユーモア、ミュージック、そしてクレバーなゲームプレイを洗練されたパッケージにラップアップするという離れ業をやってのけた。きっとあなたはこんなゲームをプレイしたことはないはずで、みすみす見逃す手はない。ゲーム業界における最高のファニーガイの一人であるTim Schafer、映画業界における最高のファニーガイの一人であるJack Black――彼らのコラボによって、あなたは笑い転げつづけるハメになる(ゲームが進むにつれ先細りの感は否めないが)。Brutal Legendはまだ完璧とはいえず、そこには改善の余地がある(ちょっと短い、サイドクエストが作業的…など)。しかしエンドロールを迎えたとき、あなたは二作目のリリースを待望する自分に気がつくだろう。Double Fineは豊穣なヘヴィメタル・ユニヴァースを創造した。その背景にはすばらしいキャラクターやクリーチャーたちがひしめいており、この世界の続編が生まれる可能性は十分だ。Tim Schaferとメーカーが私たちをそこに連れていってくれる機会を得んことを。
●GameSpot: 8.5/10
ヘヴィメタルへのトリビュートというは驚きだが、ちょっとしたコード進行のミスにもかかわらず、ゲーム体験としては非常に面白いものになっている。 GOOD- *ファンタスティックなキャラクターとユーモア満載のストーリー *すばらしいヴィジュアルスタイルの背景やキャラクター *ワンダフルなヘヴィメタルサウンドトラック *マルチプレイヤーでは楽しく挑戦的なStage Battle BAD- *すぐ退屈になるサイドミッション *短いシングルキャンペーン
●GameDaily: 8/10
ここにはゲームシステムで革命的なところは何もありません。しかし魅力的なキャラクター、Rockin'なサウンドトラック、思わず口をあんぐりさせてしまうようなカットシーンなど、価値ある体験があります。私たちは、Eddie Riggs(彼の役はもちろんJack Black)が将来の続編で再び現れることを期待せずにはいられません。
●Game Informer: 8/10
ぶかっこうなStage Battleは戦闘システムとマルチプレイヤーにいちゃもんをつける。けどこれはBrutal Legendの魅力の前では取るに足らないこと。もしあなたがTim Schaferのユーモアのよき理解者であり、朝起きてメタリカのTシャツかスレイヤーのTシャツのどっちを着ようかと考えるような人種なら、これはマストプレイだ。
ヘヴィメタル音楽の世界観をそのままゲームに仕立てた3Dアクションゲーム、Brutal Legend。本作のクリエイティブディレクターであり、大のヘビメタファンでもあるTim Schafer氏の渾身の作品です。当初のパブリッシャーだったVivendi GamesがActivisionと合併したことにより、発売計画の見直しという窮地に立たされていましたが、無事にElectronic Artsより発売となりました。この辺は同様の流れでBethesdaより発売されたWETと境遇を同じくしています。
それにしても、Guitar Heroの人気を受けて始まったといわれるBrutal Legendが、Rock BandのEAに拾われるというのも数奇な運命というか……。ちなみにRock Bandでは“Brutal Legend Pack”というDLCが配信されました。今後はEddie RiggsなどのキャラクターがRock Bandに登場、というのも大いにありそうです。
開発をてがけたTim Schafer氏の趣味(?)を色濃く反映する本作は、最近では珍しい作家性のあるゲーム。レビューでは氏のユーモアセンスを称賛する声が多く、主人公Eddie Riggsのボイスキャストをつとめた俳優のJack Blackと並んで、Brutal Legendの魅力となっているようです。レビュー全体を見てみても「ゲームとして目新しさはないけど、キャラクター、ストーリー、音楽は最高」という感じで、レビュアーたちの語り口は、ゲームのレビューというより、まるでライブコンサートの帰りのような、ちょっとしたファンの集まりのようでもあります。というのは言い過ぎかもしれませんが、早くも続編を期待する声があがっていますね。アンコール!
ゲーム内容については映像を見れば大体わかると思いますが、作品の雰囲気は実際にプレイしてみないとなかなか分かりません。レビューを参考に、メタリカやスレイヤーのTシャツを持っている人はもちろん、持ってない人も、このユーモアを味わってみる価値はありそうです。(ソース: metacritic)
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