お手軽にキャッシュをつかむ方法としてLEGO Rock Bandには懐疑的にならざるをえない。しかしTravellers TalesのトレードマークであるLEGOのダメさ加減も、Harmonixによるいくつかの面白い新機能とブレンドされたことで、両方のファンが拒否しないレベルにはなった。
●GameTrailers: 7.9/10
LEGOアピールは結局見た目だけなので、音楽が好きな人だけ買えばいいだろう。50ドルで40の追加曲というのがお得と感じれば、そのフェンダー・ストラトキャスターを質屋に持ってって、Rockinし始めればいい。
●GameSpot: 7.5/10
このチャーミングな音楽ゲームは特に初めて買う人にはうってつけ。しかしコンテンツは少しあっさりしている。
Good: かわいい見た目。Rock Power Challengesはストーリーとゲームプレイの興味深い組み合わせを提供してくれる。セットリストは多彩。フレンドとRockするのはいまだすごく楽しい。
Bad: オンラインモードが無い。楽曲のショートVer.はあまりに急に終わることが多い。
●IGN: 7/10
心にとどめておくことがいくつかあります。あなたは、既に楽器を所有していなければなりません。同じ曲を繰り返しプレイするか、ダウンロードコンテンツに多くのお金を落とす気がなければなりません。取り除かれた全ての機能を無視できるくらい、LEGOを好きでなければなりません。あるいは、トラックパックとして60ドル(ゲーム50ドル+エクスポート代10ドル)払えるくらい楽曲が好きでなければなりません。結局このゲームが多くの人にとってどう見られるべきか。これは、楽しい音楽ゲームのための、奇妙なセットリストで構成された高価なトラックパックといえるものです。
●GameSpy: 6/10
いったい誰がLego Rock Bandを欲しがるのかいまだに分からないままだ。一見誰でも満足しそうで、実は焦点の合ってない、ずさんな作品ともいえる。不快感を感じるというわけではないが、けっしてマストアイテムではない。あるいは熱心な音楽ゲームファンにとってさえもだ。
Guitar Heroシリーズと対をなす音楽ゲームシリーズRock Band。最新作はLEGOとコラボしたLego Rock Bandです。当初の予定を前倒しして、11月3日にPS3、Xbox 360、Wii、DSで発売、完全にBand Heroにぶつけてきました。こちらもPS3版とXbox 360版のレビューです。レビューでは、楽曲の少なさ、オンライン非対応などで大きくマイナスとなり、ポイントとなるLEGOの部分も、ゲームの楽しさを大きく高めるものではなく、評価が分かれています。
Rock Bandは今年に入って、9月にThe Beatles、11月にLegoをリリース。後は3つのトラックパックが発売されています。パッケージ版をメインとするGuitar Heroとは異なり、主にトラックパックとダウンロードコンテンツで楽曲提供を行ってきたRock Bandシリーズ。オンラインモードが無い点も含め、Lego Rock Bandも結局はエクスポートで楽曲パック扱いとなってしまいそうです(よっぽどのLEGO好き以外は)。
Band Heroより10ドル安く、セールスではライバルを上回りそうですが、完成度の高かったThe Beatlesほどの出来は期待できないかもしれません。こちらもBand Hero同様、トラックリストを見ながら検討しましょう。(ソース: metacritic)
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