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本日、Bethesda Softworksの親会社であるZeniMax Mediaは、バイオハザードやVANQUISHのクリエイターとして知られる三上真司氏の開発スタジオTangoを買収したと発表しました。
国内を拠点にするTangoは、今年3月に設立されたマルチプラットフォームタイトルの開発を主軸とした新スタジオで、バイオハザード、デビルメイクライ、ファイナルファンタジーシリーズ等の制作に関わったスタッフが集結。今回の買収によりTango Gameworksと改名し、ZeniMax Mediaの傘下でさらに開発体制を強化していく考え。
The Elder ScrollsシリーズやFallout 3を手掛けた大手RPGメーカーとして知られるBethesda Softworksと、その親会社ZeniMax Mediaは、昨年6月にid Softwareを買収、今年に入ってからもArkane Studiosを買収するなど次々と一流スタジオを吸収し、海外での勢力を急速に拡大している存在。
プレスリリースでは代表者から以下のようなコメントが発表されています。
“開発スタジオを信頼し、ヒット作を生み出す為に必要な様々なサポートを惜しまないと言うスタンスのパブリッシャーとの出会いを新鮮に感じる。ゼニマックスの非常にクォリティの高いシリーズ作品が全てを物語ると思う。ゼニマックスの一員となり、一緒にベストなゲームをつくっていける事を誇りに思う。”−Tango 三上真司氏
“三上氏が携わった過去の作品の多くは世界中のユーザーや批評家から絶賛され、氏は世界的にもトップ・クリエーターとして評価されている。我々は革新的でゲームと言う分野をリードする彼のビジョンを共有し、今後は三上氏並びにTango Gameworksのスタッフとの協力関係に期待を寄せる。”−ZeniMax Media CEO Robert Altman氏
今後、Tango Gameworksが開発するゲームは国内でゼニマックス・アジアがパブリッシャーを受け持つことが予想されます。海外メーカーと一つになった三上氏率いる日本のクリエイターからどのような作品が生まれるのか、今後の新作発表に世界中から大きな期待が集まりそうです。(ソース: ベセスダ・ソフトワークス/ゼニマックス・アジア, イメージ: Bethesda Blog)
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