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昨年の東京ゲームショウでは待望の発売時期が発表、新トレイラーも披露された人喰いの大鷲トリコ(The Last Guardian)。フランスのPS3専門誌PSM3最新号に、本作のハンズオンプレビュー記事が掲載、上田文人氏の気になる発言も含む新たなゲームディテールが伝えられているのでその内容をご紹介します。
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■人喰いの大鷲トリコはICOと似たものとなる。
■トレイラーで使われていた曲はゲームオリジナルの曲ではなく単なるテストトラック。
■上田文人氏いわくPS2の技術では実現できなかった事をPS3で成し遂げることができた。
■トリコの羽毛や周囲の蝶、埃、パーティクルなどは全てリアルタイムで表現。多くの素晴らしいアニメーションは手作業で作られた。
■ICOのように制限された内容ではない。
■少年はトリコのように衛兵を倒すことができないため単独で行動する際は隠れる必要がある。
■上田氏は“Last Guardian”が誰なのか(トリコなのかあるいは少年なのか)を明かさなかった。それはプレイヤーが発見することになる。
■Team ICOは可能な限り全てのソニー内部スタジオから技術的なアドバイスを得ようとした。
■トリコのAIは環境に対するリアクションやムードにフォーカスしている。
■ゲームは少年との関係や謎解き、要塞の探索を基にしたものとなる。
■鎧を着た衛兵は実は影。彼らは鎧が光った時に姿を消すことができる。
■上田氏は自身の作品をアートとは認識していない。もっとコンセプトアート的な内容にすることもできたが、いくつかの楽しさやコマーシャル性において難しいものになってしまうため、正しいバランスを見つける必要があった。
■上田氏は予定通りゲームを発売したいと望んでいるものの慌てて開発を進めたくないと考えている。
■上田氏は謎解き要素が難しくなり過ぎないように配慮している。同時に十分な量の挑戦を用意したいとも望んでいるため、コンスタントにベータテストを行いながら謎解きの難易度を調整して適正なバランスを見つけようとしている。
■ICOよりも戦闘シークエンスの量は少ない。
■上田氏は本作を少なくとも日本で年末にリリースできることを確信している。
(ソース&イメージ: GamersMint)
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