※リュウ・カンのコンボトレイラー
パブリッシャーのWarner Bros.は4月19日に北米発売予定となっているMortal Kombat最新作がオーストラリアでのレーティング審査を通過できず、事実上の発売禁止となってしまった事を発表しました。IGN UKの情報によれば、各小売店には予約注文の取り消し及び宣伝材料の撤去を指示する通達もあったそうです。
過去にもお伝えしたようにオーストラリアにおけるゲームの最高レーティングは“MA15+(15歳未満販売禁止)”となっており、北米地域の“Mature”(17歳以上対象)や欧州地域の“18+”に相当するレーティングが存在しません。そのためこれまでにも数々のゲームが発売禁止となったり、ゲーム内容の修正を余儀なくされました。
オーストラリア国内のゲーマーからも不満が出ているこのレーティング基準ですが、昨年末には遂に政府も動き出し“R18+”(18歳未満販売禁止)レーティングの導入計画が発表されましたが、現在も議論が続けられており今のところ導入は実現していません。
Warner Bros.は可能な限りの対応を模索しているとの事ですが、オーストラリアでの発売が認められなかった事に失望を顕わにし、更に“導入には多くの意味がある”とR18+レーティングの必要性を訴えました。
レーティングによる規制は日本でも時折話題となりますが、そのゲームの魅力を損なってしまうような過度の表現規制はいかがなものでしょう。開発者が望む表現が形を崩すこと無くプレイヤーに伝わる、適切なレーティングが行われることを望みます。
(ソース: Joystiq, ビデオ: YouTube)
【関連記事】
血色が良くて健康そう!『Mortal Kombat』“リュウ・カン”紹介トレイラー
『Mortal Kombat』映画版Blu-rayには新作のPS3版用DLCコスチュームが付属
『Mortal Kombat』最新作の生々しくて痛々しい“X-RAYアクション”紹介ムービー
『Mortal Kombat』の発売日が決定!ボックスアートや最新映像も公開
私、マスクを取ったら凄いんです『Mortal Kombat』“ミレーナ”紹介トレイラー
オーストラリア政府、遂にR18+レーティングを採用へ
オーストラリアで「R18+」認定の議論が本格化、55,000のレポートを政府に提出
オーストラリア政府、R18+レーティングの必要性について国民から意見を公募