
●IGN: 8.5/10
ゲームプレイ&システム面での全般的な修正は、前作からのはっきりとした改善点です。戦闘はよりテンポが良くて血みどろ。もうインベントリと格闘する必要もなく、会話はMass Effect ホイールの採用のおかげでより魅力的です。ただマイナス点も。準リニアなストーリーと反復的な環境は、ともすれば偉大なRPGにネガティブな影響を及ぼします。
●Game Informer: 8.3/10
私の一部はDragon Age IIに失望を感じていた。前作からの進歩を望んでいたのに、極端な話これは後退のように感じられる。新しい戦闘システムは楽しいが、前作ほどの満足感、やりこむ価値があるとはいえない。最後の数時間までメインとなる敵対者さえおらず、ストーリーは前作に比べて色あせてしまう。
●GameSpot: 8.0/10
前作ほどの驚きはないが、未だにDragon Age IIは、ゲームを左右する選択という要素にフォーカスした、良質のロールプレイングゲームだ。
GOOD: おもしろい方法で明示されるプレイヤーの選択。それぞれのキャラクターに命を吹き込む素晴らしいシナリオとボイスアクト。モラルの両義性によって特徴づけられる魅力的な世界。素晴らしい交響楽のサウンドトラック。楽しくテンポが良く、多彩な戦闘。
BAD: メインストーリーが焦点とドライブ感に欠ける。いくつかの要素が、前作と比べ不可解な単純化を受けている。長いロード時間と技術面でのつっかえ。
●Eurogamer: 8.0/10
前作ほど偉大というわけでもなく、ジャンルを越えた広がりを見せるMass Effect 2ほど成功しているとも言いがたい。それでも、Dragon Age IIは血糊のついたアクションRPGという鎧の中につめこまれた、面白くて広がりのある物語を提示します。不朽の古典? 全然違う。楽しめる叙事詩? その通り。
●GameTrailers: 9.2/10
RPGジャンルのトップランナー、BioWareの最新作、Dragon Age II。前作Dragon Age: Originsからおよそ一年と4ヶ月、ついに発売のファンタジーRPGはどういった評価を受けたのでしょうか。ここでは「素晴らしいRPGである」という基本的な評価をふまえ、前作との比較を中心にご紹介します。
RPGを構成する大きな要素といえば「バトル」と「ストーリー」。本作では、戦闘はテンポが良くなりさらに激しくなったというポジティブな評価の一方で、物語は前作と比べると色あせてしまう、というネガティブな評価が多い模様。また、全般的改善(会話ではMass Effectのシステムを採用)の一方で、Eurogamerのように「デザインのあらゆる面で“解放”より“制限”を感じる」という意見も。続編ということで、単純なボリュームアップや正統進化を期待すると、GIと同じく「後退のように」感じてしまう人もいるのでは。

Mass Effect 2が前作から全体的に評価を上げたのとは対照的に、Dragon Age IIは現時点でわずかに評価を下げています。今年は自身が手がけるもうひとつの看板、Mass Effect 3も控えるBioware。強力なライバルとなるThe Elder Scrolls V: Skyrimもある中、Dragon Age IIが「今年のベストRPG」となるのは難しいかもしれません。
日本ではローカライズ&DLCつきの第一作、Dragon Age: Originsが今年発売されています。なお前作はたくさんのコンテンツが配信されましたが、本作では第一弾として“The Exiled Prince”が発表されています。(ソース: Metacritic)
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