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【PR】無限のカーライフ!『Test Drive Unlimited 2』日本版プレイレポ

海外では今年2月に登場したオープンワールドスタイルのドライビングゲーム最新作Test Drive Unlimited 2。6月30日にPS3/Xbox 360/PC向けの完全日本語版がサイバーフロントから発売に。そのゲーム内容をさっそくご紹介したいと思います。

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海外では今年2月に登場したオープンワールドスタイルのドライビングゲーム最新作テストドライブ アンリミテッド2(Test Drive Unlimited 2)。6月30日にPlayStation 3/Xbox 360/Windows PC向けの完全日本語版がサイバーフロントから発売に。そのゲーム内容をさっそくご紹介したいと思います。


テストドライブは、元はアーケードスタイルのレースゲームとして第1作目が1987年に登場、現在までに10作以上が様々な機種で展開しているシリーズです。そのゲームスタイルの流れを大きく変えたのが2006年に登場したEden Games開発のTest Drive Unlimited(以下TDU)。オープンワールドスタイルのレースゲームとして、新しい遊びを提案した本作からおよそ5年の時を経て発売されたのが、今回ご紹介するテストドライブ アンリミテッド2(以下TDU2)です。

開発は引き続きEden Gamesが担当し、スペインの有名な観光地として知られる美しいイビザ島がゲームの舞台に。今作ではシステム面の強化や改善、そして走行約3400?に渡る広大な島の多様な環境によって、遊びはより深みを増しています。




今作ではゲームプレイに若干の物語性が取り入れられているのも大きな特徴です。優雅な生活を夢見る駐車場警備員のプレイヤーは、とある女性ドライバーによってレースの参加権を与えられ、それをきっかけにイビザ島で開催される様々なレースに参加していくことに。

ライセンス取得の概念も新しく、クラシック、オフロード、オンロードの3種のライセンスがゲーム内に存在。それぞれのライセンスにはいくつもの段階(クラス)があり、レースに出場するために該当クラスのライセンスを取得し車を購入、これがゲームの本筋を追う一連の流れとなっていきます。

教習所では「ジグザグにパイロンを避けろ」「路面環境の悪い中で目的地に到着しろ」など様々な課題が用意され、それらに失敗してもペナルティは無く、なお且つ教官は優しく指導してくれるので、良くも悪くも手に汗握る事は無いでしょう。




ゲーム開始時にプレイヤーはトレイラーハウスを与えられますが、ここで収容できる車の最大数はわずか2台。ゲームを進めていく上で更なる車が必要となるため、新たなハウスの購入も視野に入れなければなりません。古い車を売り資金を調達、といった自転車操業的なプレイも可能ですが、手に入れた愛車を売らずに資金を稼ぐ幾つかの手段が用意されています。

その一例として挙げられるのが、マップに時限的に登場するミッション。エキサイティングな運転や安全運転など、多様な依頼人の要望を叶えることで資金を稼ぐことができます。そのほかF.R.I.Mという新システムが全ての車に実装されており、ジャンプやドリフト、ニアミスを行うことで数値が上昇、メーターは100ドルから上昇し、お金が貯まり続けるという夢のようなシステムですが、いったん衝突してしまうと全てがパーに。途中で確定するか、それとも貯め続けるかといった判断もフリーライド中に委ねられます。


今作ではキャラクターの成長要素(レベル)が採用されており、レベルを上げる事によって様々な機能が解除されていきます。レベルは4種のカテゴリが存在し、レースに関連する“競争”、道路の制覇状況などの“探索”、購入物全般の“収集”、コミュニティー関連の“社交”、この4種を集計したものがグローバルポイントです。

この要素は例えばXbox 360の実績やPS3のトロフィーの様に“埋めていく楽しさ”があり、ポーズメニューからカテゴリごとの達成状況がパーセンテージとチェックリストで視覚的に確認が可能となっています、同様にオンライン上のプロフィールとしても機能しており、相手プレイヤーのやり込み度合いの指標としての意味合いもあります。




今作では前作になかった昼夜の変化や、曇りや雨そして雷といった気候の変化が実現。現実の2時間がゲーム内では24時間となっており、雨上がりで濡れた路面、雷鳴轟く開けた丘、夕日のまぶしい海岸沿いなど、時間帯によって環境は様々な顔を見せてくれるため、景色の美しいお気に入りスポットを見つける楽しみ方もできるのが醍醐味です。

そのような美しく広大な自然と共に、前作ではゲームプレイの味付けとして大きく作用していた音楽の存在ですが、今作ではラジオ局からのプレイリスト再生が廃止に。Xbox 360版こそカスタムサウンドトラックでお気に入りの音楽が再生出来ますが、この部分については残念な変更点と言えそうです。






今年2月に海外版が発売された時点では、最重要ともいえるオンライン機能に不具合が発生しており、結果としてその点が批評の対象となっていました。しかし日本版を数十時間プレイした限りでは、バグに直面することはなく、サーバーも全世界共通となっています。ローカライズにおいても、GPSナビの音声や携帯電話の音声も全て日本語化されており、シームレスなレース体験を損なうことなく、非常に快適なゲームプレイが楽しめる内容となっています。


ゲームに癒しを求める方、なにより車好きな方にはお勧めしたい一本。広大な環境の中で癒しスポットを探すも良し、フレンドと共に気の向くままツーリングするも良し、好みの車を買いそろえるも良し、コミュニティでレースに明け暮れるも良し……。遊びの工夫次第では終わりのないドライブ体験が楽しめると言っても過言ではないでしょう。

かゆい所に手が届く要素として、方向指示器が新たに使用可能となっているほか、ゲームを進めて条件を満たすことで、前作の舞台となったオアフ島へ行けるようにもなっています。また、今後DLCとして前作に登場した“バイク”の配信が海外版公式サイトで示唆されており、Unlimited(無限)なTDU2ライフは更なる可能性と広がりを見せてくれそうです。


【製品情報】テストドライブ アンリミテッド2
対応機種:PlayStation 3/Xbox 360/Windows PC
発売日:2011年6月30日(発売中)
価格:7,140円(税込)
ジャンル:カーライフシミュレーター

※このプレイレポートにはPS3版を使用しました。
※この記事はレビュー用ディスクによるため製品版とは多少内容が異なる場合もあります。ご了承ください。

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