海外レビューひとまとめ『Dead Island』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

海外レビューひとまとめ『Dead Island』

Techlandのゾンビ・ファーストパーソン・アクションRPG『Dead Island』の海外レビューひとまとめです。2007年に発表されて以来、約3年間も沈黙していた本作ですが、ついに9月に発売となりました。果たしてその評価はいかに。

PC Windows


TeamXbox: 9/10
このゲームを楽しんだか?もちろんだ。クソを漏らすような恐ろしいシーンはあったか?100パーセントある。最近のゾンビゲームに不足しがちな、飛び上がる様な恐怖に立ち向かう真のサバイバルホラーは存在したか?ぜひプレイしてみて欲しい。

IGN: 8/10
『Dead Island』は恐らく何のゲームオブザイヤーも受賞しないだろう。ビジュアルにはバグがあり、操作性は慣れるのに時間がかかる、殆どの演出には満足出来ない。だがこのゲームには多くの良い部分がある。広大な世界を探索、大量のゾンビを殺害、そして山ほどのサイドクエスト。25時間ほどプレイし、Act 1以降は沢山のサイドクエストをスキップしたが、私は『Dead Island』に戻りたくて仕方がない。ゲームには欠陥があるのに、何も言う事は無いのだ。
演出: 7/10
グラフィック: 7/10
サウンド: 8.5/10
ゲームプレイ 8.0/10
持続性: 8.5/10

Destructoid: 7/10
見事だ、だが中身は無い。優秀だ、だが欠点はある。面白い、だがストレスは溜まる。まるでゲーム自体が生ける屍である様に、始めから終わりまで『Dead Island』には矛盾がある。だが私はゲーマーにこのゲームをプレイして貰いたいと思う。幾つもの素晴らしいゲームから多種のコピーをしているにも関わらず、市場にこの様なゲームは他に存在しないからだ。そしてその事自体が、美しいものを掻き集めた『Dead Island』の、混乱を生む新たな矛盾となっている。

CVG: 6.5/10
『Dead Island』には幾つかの良いアイディアと満足出来るゲームプレイが各所にあるが、それはニッチなファンが堀り出す様な類のものだ。もしかしたら、欠点のある良作として成功するかもしれないが、その後はコアゲーマー達によって徹底的に叩きのめされるだろう。

Eurogamer: 6/10
大多数のゲーマーには多くの欠点を馬鹿にされるが、寛大な少数派には受け入れられ、情熱的にその短所を弁護して貰える、『Dead Island』はそんなゲームだろう。どちらの反応も全く間違っているわけでは無い。ゾンビが人を喰らうように、『Dead Island』の不器用なホラーアクションロールプレイヤーは、慣れれば美味いと感じるのだから。

Edge Magazine: 3/10
『Dead Island』には寛容になれる魅力が無く、あったとしてもゲーム進行中のチグハグなバグがその気持ちを阻むだろう。恒常的にフリーズするAIと消滅するアイテム、タイミングのおかしなオートセーブでこのゲームは致命的だと判断出来る。最終的には、ロメロの系譜を別のものへと変化させてしまった。開発地獄が一杯になると、溢れた死者が地上を歩きだす(“When there's no more room in development hell, the dead losses will walk the Earth.”)。
* * * * * * *



北米で9月6日、その他の地域では9月9日にローンチとなったゾンビ・ファーストパーソン・アクションRPG『Dead Island』の海外レビューを届けします。『Call of Juarez』の開発元として知られるTechlandが2007年に正式発表した本作。その後は続報も無く約3年ほど沈黙を守る状態が続いていましたが、今年2月にあの衝撃的なトレイラーと共に復活を果たし、2011年9月に無事発売される事となりました。

気になる海外レビューの平均スコアは、2011年9月10日現在、PS3版が7.3/10(レビュアー数: 21)、Xbox 360版が7.1/10(レビュアー数: 40)と、まずまずといったところ。またPC版は8/10(レビュアー数: 6)と、コンシューマ版に比べると一回り高い平均点数を獲得。全体的なスコアは6〜8/10と、ややバラけながら分布しています。全てのサイトで指摘されていたのはその非常に乱雑なブラッシング具合で、多くのバグやゲームデザインの細かな設計ミスなどが本編のあらゆる場面で見受けられたようです。


反面、アイテム作成やスキル成長などのRPG要素、ゾンビとの格闘戦、Co-opモードなど、ゲームの根幹にある“面白さ”は高く評価されており、そのポテンシャルに磨きがかかっていない事に対し残念だという声も多く挙がっていました。実際にゲームをプレイして楽しめるかどうかは、ゲーム全体に感染したゾンビの様な不器用さを許容出来るかどうかが焦点となるかもしれません。

なお国内ではスパイクより、日本語版『Dead Island』が10月20日に発売される事が告知されています。海外版、日本語版どちらでもバグ修正などのアップデートが行われていく事を期待したいですね。
(ソース:Metacritic)


【関連記事】
様々な問題が発生する中『Dead Island』のDLC“Bloodbath Arena”が今月配信へ
うっかりSteamで配信された開発者用『Dead Island』ファニーなプレイ動画
あのトレイラーの結末は…『Dead Island』ショートゲームプレイ映像
進行状況などを確認できる『Dead Island』専用の公式iOSアプリが登場
海外レビューも到着!『Dead Island』収録時間45分に及ぶゲームプレイ映像
今週発売の新作ゲーム: 『Dead Island』『テイルズ オブ エクシリア』『デウスエクス』他
『Dead Islandの最もセクシーなゾンビ』7選
主役はゾンビじゃない!『Dead Island』ドラマティック・ローンチトレイラー
序盤の20分を収録!『Dead Island』ゲームプレイ映像
新たなキャラクターも判明!『Dead Island』最新スクリーンショット
《tobiuo》
【注目の記事】[PR]

特集

PC アクセスランキング

  1. 7年でゲームはどれくらい進化した?『モンスターハンター:ワールド』と『モンスターハンターワイルズ』をさまざまな面で比較した動画が公開

    7年でゲームはどれくらい進化した?『モンスターハンター:ワールド』と『モンスターハンターワイルズ』をさまざまな面で比較した動画が公開

  2. 「どちらがモンスターなのかわからない」日本人ハンターの『モンハンワイルズ』RTAプレイに海外メディア驚愕

    「どちらがモンスターなのかわからない」日本人ハンターの『モンハンワイルズ』RTAプレイに海外メディア驚愕

  3. 見た目はただの初代『ドラクエ』風RPG、ただし冒険の度に街の位置もアイテムも敵の強さもランダム。果たして君は攻略できるか『Splintered』Steam早期アクセス3月22日開始

    見た目はただの初代『ドラクエ』風RPG、ただし冒険の度に街の位置もアイテムも敵の強さもランダム。果たして君は攻略できるか『Splintered』Steam早期アクセス3月22日開始

  4. 『モンハンワイルズ』あらゆる手を尽くしてPC版パフォーマンス改善を試みるゲーマーたち。タイプミスらしき設定ファイル項目まで疑って掛かる

  5. 『モンハンワイルズ』Steam版が正常に動作しない問題の調査結果を報告―プレイヤーから上がった解消方法もいくつか案内

  6. 『モンスターハンターワイルズ』修正パッチ3月4日17時以降配信―オンライン切断されるためプレイ途中にならないよう注意

  7. 『グランド・セフト・オートV』PC版無料アプデ配信!PS5/XSX|Sのみだったゲーム要素などがついに実装

  8. サイバーパンク世界でお姉さんと一服&一杯、VRバーテンダーADV『Project Mix』SNSで大注目―非VR版も目標にしたクラファンを予定

  9. 『モンハンワイルズ』セクレトの操作性に悩む人は“設定”をいじろう!画面酔い等に困っている方も試してほしいオプション項目

  10. 「生き残るためなら多少の乗り物の犠牲は仕方ない」…『モンハンワイルズ』のセクレト、かつての「あの恐竜」と同じ扱いができると海外掲示板で話題に

アクセスランキングをもっと見る

page top