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EAとActivisionの4億ドル訴訟に進展、訴えが認められ来年5月より審理開始

大量のスタッフが離脱したいわゆるInfinity Ward事件を、契約を意図的に妨害した引き抜き行為だとしてActivision側がEAを訴えた事で始まった4億ドル訴訟ですが、訴えが行われた2010年12月から大きな進展があった模様です。

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2010年4月、『Call of Duty』シリーズを開発してきたInfinity Wardの主要スタッフが幹部2人を筆頭に次々と離脱し、Electronic Artsのもと新生スタジオRespawn Entertainmentを設立したInfinity Ward事件。この件を契約を意図的に妨害した引き抜き行為だとしてActivision側がEAを訴えた事で始まった4億ドル訴訟ですが、訴えが行われた2010年12月から大きな進展があった模様です。

Bloombergや欧州ゲームサイトEurogamerによれば、カリフォルニア上級裁判所のElihu Berle裁判官が昨日ロサンゼルスにて行われた審問会にて、Activision側は陪審を受けるに値する証拠を提示したとコメントし、Electronic Artsによる幹部2人の雇用は完全に合法的だったという訴えを退けたとのこと。Activision側の訴訟が認められ、証拠や状況の検証を行う審理が2012年5月7日より行われることが決定したそうです。

この件に対しActivisionの弁護士Steven Marenberg氏は「決定には満足しています、審理で証拠を証明するのが楽しみです」と発言。一方、Electronic Arts側の弁護士Robert Kliger氏はコメントを辞退しています。

なお騒動の発端となった元Infinity Ward幹部Vince Zampella氏とJason West氏の2人が、ロイヤリティーの支払いや『Modern Warfare』関連の著作権を求め昨年3月に始めたActivisionに対する訴訟ですが、こちらも既に今年6月に訴えが認められており、2012年初頭より審理が開始される予定となっています。
(ソース: Bloomberg , Eurogamer)


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《ishigenn》
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