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FPSの父ジョン・ロメロ氏がオールドスクール寄りの新作シューターを構想中

先月のGDCでは「プランはある」とFPSジャンルへの復帰を匂わせたジョン・ロメロ氏ですが、同氏がEurogamerに対しそのFPSプランに関するさらなる情報を披露。既に同作のゲームデザインを構想中であることが明らかにされました。

PC Windows
先月のGDCでは「プランはある」とシュータージャンルへの復帰を匂わせた『Doom』や『Quake』のジョン・ロメロ氏ですが、同氏がEurogamerに対しその新作プランに関するさらなる情報を披露。正式に開発はスタートしていないものの、既にゲームデザインの大部分を構想中であることが明らかにされました。同氏によれば本作はPCがリードプラットフォームになるとのことで、報酬システムなどが存在し完全なオールドスクルーシューターでは無いとされているものの、移動動作などは現代よりも素早いものがフィーチャーされる予定だそうです。詳細は以下の通り。

* 新たなシューターを作るつもりでいる、リリースはPCが最初。

* 詳細は話せないが、既に大まかなゲームデザインは設計済み。他に類を見ないような巧妙なデザインになる。

* プレイヤーデータが常に存在し、キャラクターが時間によって成果を得て成長するような、持続的なゲームになる。大部分のゲーマーは最近の作品を思い出すかもしれないが、このデザインはそれよりも前に自身が設計したもので、上手くいくと考えている。

* 本作は型通りのシューターとしてプレイされるかもしれないが、物語の表現や報酬システムは全てユニークなものとなっている。

* リリースが近づくまで詳細は一切明らかにしたくない。早い時期からゲームの詳細やリリース日を話してしまうことについてはもう学んだ(『Daikatana』のことを指している模様)。

* 現代のゲームのように、より良い3Dグラフィックを求めることや、プレイヤーに多くの基礎要素を与えてしまうようなことをする必要は無いと思っている。

* 既に大部分のデザインは設計済みで、現代のシューターと比べても古臭くは無い。ピクセル化されたようなオールドスクールシューターにはならないが、多くのゲームよりは素早い動作がある。

* 自分はカバーシステムや弾丸スポンジのような高速移動のファンでは無い。ゲームプレイ中に自分にはスキルがあると感じられるようなゲームが好き。

* 新規シューターが持つ多くの動作は、コンソールコントローラーが原因によるものだと考えている。上手く素早い動作が出来ないため、プレイヤーにスキルが無くても素早く動けるようにデザインする必要があった。しかし自分はPCのマウス&キーボードプレイヤーである。

* 180度ターンや素早いターゲッティング、素早い発砲、素早い移動が好き。現代のコースを通り抜けて出口に出ると全てが終わってしまうようなシューターには興味がない。レベルを探索するようなゲームが好き。

* レールシューターや動作の遅いカバーシステムは好きではない。『Gears of War』が素晴らしいゲームでは無いという意味ではなく、プレイヤーとしての自分はスピーディーで素早い動作により興味があるということ。

同氏がCEOを務めるLoop Dropは先日Facebook向けの『Ghost Recon: Commander』を正式発表していました。なお同スタジオが本作の開発を務めることになるかどうかは不明です。
(ソース: Eurogamer)


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