E3 2012: 日本のターンベース作品も刺激に『XCOM: Enemy Unknown』ミニインタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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E3 2012: 日本のターンベース作品も刺激に『XCOM: Enemy Unknown』ミニインタビュー

2K Gamesのブースで凝った作りの巨大ブースを構える『 XCOM: Enemy Unknown 』。『Civilization』の開発元復活させる伝説の戦略シミュレーションとして海外での注目度は高い本作、リードデザイナーにミニインタビューを行なってきたので、その内容をお送りします。

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2K Gamesのブースで『Borderlands 2』や『Spec Ops: The Line』と並んで凝った作りの巨大ブースを構える『XCOM: Enemy Unknown』。『Civilization』の開発元Firaxisが復活させる伝説のターンベース戦略・経営シミュレーションとして海外での注目度は高い本作、リードデザイナーのJake Solomon氏にミニインタビューを行なってきたので、その内容をお送りします。

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Game*Spark: 『XCOM』は日本のゲームファンには余り知られていないシリーズですが、どのような部分がアピールできるでしょうか?

Firaxis: 日本には例えば『ファイナルファンタジータクティクス』のような素晴らしいターンベース戦略ゲームがたくさんあり、我々開発チームはとても刺激を受けています。『XCOM』がそうした作品と全く同じというわけではなありませんが、移動とアクションのシステム、レベルアップして新たな能力を得るなど、共通点はたくさんあります。



G*S:今作の開発はオリジナルシリーズと異なり、『Civilization』のクリエイターFiraxisが担当していますが、『Civilization』の開発経験等から、何かゲームに影響を与えた部分はあるでしょうか。

Firaxis: Firaxisが『XCOM』の開発をするのは、ある種の自然な流れと言えるかもしれません。なぜなら大手スタジオで今もターンベースタイトルを作っているのはごく僅かで、我々は『Civilization』で多くのことを学び、『XCOM』の開発に生かしています。また、時に退屈になることもある人生において、より壮大な体験を味わってもらいたいというゴールもあり、本作ではプレイヤーが地球を守るために世界司令官となることができるのです。



G*S:オリジナルの『X-COM』ではエイリアンを捕獲し、解剖したり研究することができましたが、そういった要素は今作でもあるか、またどのように引き継がれているかを教えてください。

Firaxis: ちゃんと残されていますよ!“研究”は本作における中核部分です。戦闘パートが終了した後、あなたの兵士は、エイリアンの死体、兵器、UFOのパーツまであらゆる物を基地に持ち帰ることができます。そして科学者たちがそれらを研究し、次のどの研究を行うかはプレイヤーが選択します。さらにあなたは、ある兵器を使うことでエイリアンを生きたまま捕獲し、汚染物質用の部屋に閉じ込めて観察することだってできます。



G*S:それでは最後の質問になりますが、本作のPC版とコンソール版は具体的にどのような部分が異なりますか?PC版に特化した点などがあれば教えてください。

Firaxis: ゲームプレイ的には基本的に同じで、PC版でもゲームパッドを使ってプレイできますが、マウスとキーボードに合わせていくつかの変更を加えています。PC版では戦闘マップがグリッドで表示され、カメラ視点のズームや3Dマウスカーソルで自由に操作を行うことが出来ます。

G*S:本日はどうもありがとうございました。


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インタビュー前に実施されたクローズドドアのデモ紹介では、ゲーム中盤以降の戦闘パートを見ることができ、オリジナル『X-Com』でもプレイヤーを苦しめたPSI攻撃を使う“Sectoid Commander”をはじめ強力なユニットや兵器が登場。あのSid Meier氏がユニットの一人として使用できる隠し要素も披露され、参加者を沸かせていました。

『XCOM: Enemy Unknown』は北米でPC/Xbox 360/PS3を対象に2012年10月9日発売予定。なお、2K Gamesの担当者によると日本国内での発売も検討しているということです。

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《Rio Tani》
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