実はこの2つの会社、2010年から2011年に『Assassin's Creed』シリーズ開発者たちの離脱吸収が問題となり裁判まで行われ、袂を分かった深い因縁の過去があるのですが、Ubisoftの代表者が「はっきり言って早すぎる」とTHQモントリオールの出戻りについて海外サイトJoytiqにコメントを出しています。
「はっきり言って早すぎる、だがTHQモントリオールがUbisoftの一部となったことにはとても興奮しているね。当分の間はクリエイティブチームが継続して集中できるような組織構造を検討する。THQの未発表プロジェクトは買収の一部に含まれているよ。我々はTHQモントリオールの経験や才能が自社の開発チームに来ることにとても興奮していて、彼等が多くの利益をグループにもたらしてくれると信じているよ」
2010年に『Assassin's Creed』シリーズの親であるデザイナーPatrice Desilets氏がUbisoftを退社し、THQのもとで新設されたモントリオールスタジオのヘッドに就任。同シリーズの中心的スタッフもTHQモントリオールの下へと参じ、Ubisoftが契約違反だとしてTHQを起訴していましたが、裁判ではTHQ側が勝利を収めていました。今後“出戻り組”となる元UbisoftだったTHQモントリオールスタッフたちがどのような立ち位置を迎えるのか、続報に注目が集まるところです。
(ソース: Joystiq)
【関連記事】
Take-Twoが落札したTurtle Rock新IP『Evolve』の絵コンテが発掘
THQ競売結果が判明、Take-Two、セガ、Ubisoftなど大手がIPやスタジオを落札
THQのアセット競売が今月22日に実施、入札はタイトルごとに
海外報道: Double Fine ProductionsがTHQのアセット購入に興味を示す
ユークス、THQへの売掛金を回収できない可能性… 『WWE』シリーズは継続に向けて努力