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昨年6月に正式発表され、トレイラーにて目を見張るような次世代グラフィックを見せつけたスターウォーズの新作アクションゲーム『Star Wars 1313』ですが、同作の開発が現在凍結中であるという情報を海外サイトKotakuが独自のソースを経て伝えています。
海外サイトKotakuに登場した3人の開発関係者によれば、昨年11月にディズニー社がルーカスアーツを買収して以降、同作の開発は凍結状態にあり、そのため今年のE3でも『Star Wars 1313』は登場せず発売日も2013年後半から2014年へと延期される可能性があるとのこと。
開発凍結が事実であるとするならば、新たな体制下で進行が頓挫しているのか、或いは何らかの大幅な軌道修正が行われているのか、ファンにとっては事の真相が気になるところ。Kotakuがルーカス・アーツにこの件について尋ねたところ、広報担当者から『Star Wars 1313』の開発は続いているとの返答を受けたそうで、少なくとも現時点で開発キャンセルとの段階までには至っていないようです。
またこの開発関係者たちは『Star Wars 1313』の開発経緯についても語っており、真実かは不明ながら同作の興味深くも奇妙な生い立ちが明らかにされています。
それによれば、『Star Wars 1313』は当初2009年に実写TV番組のタイアップゲーム“Underworld”として立案されていたそうです。犯罪が多発する惑星Coruscantの地下街という舞台設定はこの頃に考えだされたもので、一方でゲームジャンルはBioWareの名作『Star Wars Knights of the Old Republic』のようなオープンワールドRPGに似たものとなっており、エピソード形式のDLCにてキャラクターのアップデートを配信していく予定だったとのこと。
しかし2010年にTV番組が予算の関係でお蔵入りとなり、タイアップゲームはTV番組と切り離された新たなストーリーにて再設計。更に2011年にはルーカス・アーツのプレジデントPaul Meegan氏の元、人気ジャンルを取り入れようとして様々な形の『Star Wars 1313』が考案されていったようです。Kotakuに登場した開発関係者曰く、スターウォーズ版『FarmVille』(人気農業ソーシャルゲーム)、『Call of Duty』スタイルのFPS“Trigger”。最終的には『Uncharted』に似たアクションタイトル“Hive”を開発することに落ち着き、これが現在の『Star Wars 1313』へと続いている模様。
開発関係者はストーリーについても言及し、ジョージ・ルーカス氏が「ボバ・フェットとは何者なのか?」「ハンはどうしてジャバの為に働いていたのか?」「ボサンのスパイは誰なのか?」といったお蔵入りのTVシリーズに存在していたプロットを盛り込むよう要求したとも伝えています。人気キャラクターであるボバ・フェットとの関連は『Star Wars 1313』の商標が登録した時より噂として語られていたもので、事実であるならばファンにとっては開発凍結の噂ニュースを掻き消す吉報と成りそうです。
(ソース: Kotaku)
※文中の『Star Wars Knights of the Old Republic』の表記を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます
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