先日にはプレリリースも行われていたPC版『Minecraft』の最新バージョン1.5が本日正式リリースとなりました。“Redstone Update”と題された今回のアップデートでは、レッドストーン回路を中心とした様々な新要素が追加。また多くの修正や改善も行われています。変更リストは公式Wikiにて公開されていますが、Mojang Blogでは変更点をまとめたコミュニティー動画をいくつか紹介しています。
なお現在既にバージョン1.5.1の制作が進められているとの事で、明日スナップショットを公開し、できるだけ早くリリースしたいと伝えています。
またit24のジャーナリストThomas Arnroth氏が行ったインタビューでは、MojangのCEOであるCarl Manneh氏が新たな有料サブスクリプションサービス“Realms”についての詳細を明らかにしています。
この“Realms”は『Minecraft』のマルチプレイサーバーをより手軽に作成できるようにするサービスで、加入者にはアクセスの管理など十分なコントロールが可能な独立したワールドが与えられます。“Realms”アカウントが必要となるのはそのワールドを持つプレイヤーのみで、招待されたプレイヤーは『Minecraft』とインターネット接続環境があれば参加できるようです。
幾つかの会社は既にコアプレイヤー及びModコミュニティー向けに『Minecraft』サーバーを提供していますが、“Realms”はこれとは対照的にファミリー及びキッズ向けのシンプルで安全なサービスになるとの事です。正確な料金は明かされていませんが、Mojangは月10ドルから15ドルの間が望ましいとしています。またクレジットカードを必要としない特別なプリペイドカードも用意されるそうです。
現在、PC版の“Realms”はプライベートアルファの段階であり、5月にはベータも計画。またモバイル版(『Minecraft: Pocket Edition』)の“Realms”も開発中となっています。なおPC版はMultiplayが、モバイル版はAmazonが“Realms”サーバーのホストを行うとの事です。
Manneh氏はこの“Realms”によって新たな『Minecraft』プレイヤーを得る事ができ、長期的に見れば『Minecraft』本体と同じくらい強い財源になる可能性があるだろうと語っています。
(ソース&イメージ: Mojang Blog, GamesIndustry)
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