ゲームやソフトウェアのデジタル配信で大きな成功を収め、近年ではハードウェア市場への進出も狙っているValveですが、どうやらそれよりも先に食品市場へと進出するようです。本日、Valveは海外大手スーパーマーケットチェーン店“Piral-Olfo Market”と提携し、Steamにて野菜を販売する事を発表しました。
Steamで購入された野菜は購入者の地域にあるPiral-Olfo Marketチェーン店から当日中に発送されます(注文受付は午前中のみ)。今のところ対象エリアはValve本社があるシアトルのみとなっていますが、今後エリアを拡大していく予定との事。
また大手スーパーマーケットチェーン店だけでなく、町の小さな八百屋が提携店として申請できる“Steam Greengrocer”も登場。野菜の品揃えや鮮度をアピールし、地元ユーザーの投票によって提携店への参加が決定します(Steam Greenlightのようなシステム)。
Valveの食品市場への進出はかなりの驚きですが、Valveなら何らかの改革を起こしてくれそうな気がしますね。今後の展開には要注目です。なお野菜の販売開始を記念して公式グッズストアのValve Storeでは数量限定で“Valve Food Steamer”(蒸し器)が販売されています。ちなみに『Team Fortress 2』用の帽子コードも付属。
(ソース&イメージ: Steam News)
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