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皆さんは『バイオショック』と聞いたらどのような映像を思い浮かべるだろうか。『バイオショック』シリーズをほとんどプレイしたことのない私は、このゲームに対して「地下室のような薄暗い部屋で、巨大なドリルを持ったロボットや奇妙な生き物とひとり孤独に戦うアクションゲーム」というイメージを持っていた。
今回は、そんなシリーズ未体験の私が、最新作である『バイオショック インフィニット』を紹介していきたい。知っているのは、主人公である探偵ブッカー・デュイットがエリザベスという少女を救い出す物語、ということだけである。
「前作の舞台は海底都市」
シリーズ初代「バイオショック」の舞台は、海底都市ラプチャーと呼ばれる場所。注射器を持った不気味な少女「リトルシスター」や巨大なドリルを装備したボディーガード「ビッグダディ」が徘徊する、陰湿で閉塞感のあるデザインが特徴だった。
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しかし、実際には、夜の海を小舟で漂うという、何とも陰鬱なシーンからゲームはスタートする。その印象は、謎の灯台についても変わらない。日のささない、暗い部屋の中に、奇妙なメッセージの書かれた死体。「結局、最初に思っていた通りのゲームなのか」と、正直に言えば少し拍子抜けしてしまった。
「ボックスフォン」
ゲーム中のあちこちで見つかる「ボックスフォン」では、様々な登場人物の録音メッセージが再生される。その数は約80種類にも及ぶと言われ、収集要素があるだけでなく、収世界観やストーリーに大きな深みを与えているのだ。「ボックスフォン」はバイオショックシリーズではおなじみの要素でもある。
「コロンビア」での冒険は、教会と思わしき建物からスタートする。いきなり奇妙な宗教儀式が行われている場面に遭遇した。辺りには無数のロウソクが立ち並び、異様な雰囲気が漂っている。信者達の様子や、壁に書いてある言葉を見ると、どうやら「予言者」という人間を信仰しているらしい。エリザベスという少女も、この「予言者」に囚われているのだろうか。どうもそんな簡単な仕組みではなさそうな気がするが……。
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教会を抜けると、いよいよ天空都市コロンビアの市街へと入る。そこは一見すると平和その雰囲気で、裏で行われている怪しげ宗教儀式とは縁遠いように見える。この街のどこかに、エリザベスがとらえられているはずだ。
「ナビゲーション」
広大かつ複雑な構造を持つコロンビアでの冒険は、迷子になることもしばしば。そんな時は「ナビゲーション」を利用すべし! 十字キーの上ボタンを押せば、次にどこへ進めばよいのか、3Dの矢印が表示されるぞ。
そうこうしているうちに、とある見せ物の舞台会場に踏み込んだ。ステージの前には観客が集まり、クジを引いている。どうやら、当選した人はステージ上にいる新婚の夫婦にボールをぶつける権利をもらえるらしい。そうとは知らずに当たりクジを引いてしまい、ぶつける羽目になってしまった。ゲームの中のこととはいえ腹が立つので、観衆を煽る司会者に向かってボールを投げつけようと私は身構える。
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しかし、それを実行する直前に、衛兵が襲いかかってきた。どうやら、ブッカーが悪魔の印を持っているため予言者から狙われているらしい。この辺りのストーリーは、序盤ではよくわからない。とにかく、自分の身を守るために衛兵たちとの戦闘を開始する。この時点では、敵から奪い取った奇妙な武器「スカイフック」しかない。「スカイフック」は近接攻撃しかできないものの、思ったより殺傷能力は高く、タイミングよく攻撃すると敵をほぼ一撃で仕留めることができた。
「オブジェクトの利用」
手に入る弾薬の数は限られているため、戦闘の基本は近接攻撃と銃器、そしてビガーの能力をうまく組み合わせて戦うこと。さらにステージ上のオブジェクトも有効活用しておきたい。たとえば、火薬の詰まった木箱を遠距離から爆発させ敵を一掃するといったことも可能なのだ。
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初めて見るエリザベスは、一見すると普通の女の子に見える。だが、幾度かのぞく内に奇妙な光景を目にした。エリザベスが、何もない空間を切り裂いて、その奥にある風景を眺める仕草をしているのだ。そこに映っているのはパリの街並み。間違っても、こんな天空都市から見える風景ではない。
「入念な日本語ローカライズ」
舞台となるコロンビアには、英語の文字が書かれた無数の看板やポスターが設置されている。日本語版では、ストーリーに関連するものであればプレイヤーの視点を合わせるだけで、そうした英文字の翻訳テキストが表示されるので、世界を隅々まで味わえるのだ。
だが、彼女を連れて簡単に逃げ出せるはずがなく、奇妙な怪物が奇声をあげて塔の外から襲いかかってきた。隙間からのぞき見えるその姿は、まるで巨大な機械の鳥といった風貌。今の状態では戦っても到底勝てそうにない。エリザベスと二人で必死に逃げ回るが、建物自体を攻撃されて思うように動けない。結局、塔から振り落とされてしまうが……。
この続きは、後半のレポートで紹介したい。
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【製品情報】
タイトル: バイオショック インフィニット
発売元: テイクツー・インタラクティブ・ジャパン/2K Games
ジャンル: アクションアドベンチャー
対応機種: PlayStation3/Xbox360
発売日: 2013年4月25日発売予定
価格: PlayStation3版 7,770円(税込)
Xbox360版 7,770円(税込)
CERO表記:: D
公式サイト: http://www.bioshockinfinite.com/ja
タイトル: バイオショック インフィニット
発売元: テイクツー・インタラクティブ・ジャパン/2K Games
ジャンル: アクションアドベンチャー
対応機種: PlayStation3/Xbox360
発売日: 2013年4月25日発売予定
価格: PlayStation3版 7,770円(税込)
Xbox360版 7,770円(税込)
CERO表記:: D
公式サイト: http://www.bioshockinfinite.com/ja
(C)Take-Two Interactive Software, Inc. Developed by Irrational Games. BioShock, BioShock Infinite, Irrational Games, 2K Games, Take-Two Interactive Software and their respective logos are all trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. All rights reserved. All other trademarks are property of their respective owners.
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