今年1月の家電展示イベントCES 2013にて登場し、Kinect for Windowsカメラとプロジェクターを利用して部屋一面に視覚効果を生み出すというコンセプトで話題になったMicrosoftの“イルミルーム(IllumiRoom)”。さらなる詳細は4月に開催されるCHI 2013にてお披露目となることが告知されていましたが、それにあわせ登場した“イルミルーム“の最新デモ映像を海外サイトThe Vergeが掲載しました。
“イルミルーム”は伝統的なゲーム体験を増強する形でテレビ周辺に視覚効果を投射するというMicrosoftによるコンセプト段階のプロジェクト。「Xbox, Go Big」との掛け声と共に起動、Kinectカメラがリビング内の三次元位置情報(要するに家具の凸凹など)や認識し、プロジェクターから放射された映像がリアルタイムで平面に映しだしたようにディスプレイ周辺に展開されるもので、プロジェクターに対しわざわざ白い壁やスクリーンを用意せずとも使用できるシステムであるとされています。
今回登場した映像ではさらに「IllumiRoomはコーヒーテーブル上にあるプロジェクターから放射された光がテレビを囲む次世代ゲーミングコンソールを描きだします」とのナレーションが入っており、テーブル上にプロジェクターを載せるだけでシステムが動作可能であることや(ただし現時点のプロトタイプは引き釣り式)、次世代コンソールすなわち次期Xboxとの絡みがあることも示唆されているところとなっています。
KinectがProject Natalとして登場した頃を感じさせる新プロジェクト“イルミルーム“。次世代Xboxとの絡みを含め、今後どのように展開されていくのか注目です。
(ソース&イメージ: The Verge)
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