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グランツーリスモと日産自動車のコラボレーションで誕生した「GTアカデミー」は、『GT』をプレイするゲーマーから未来のレーサーを発掘しようという、バーチャルなグランツーリスモから誕生した現実世界のプロジェクトです。
2008年のスタート以降、予選への参加者が累計200万人を超え、大会の優勝者は日産を代表してトップレベルのモータースポーツに参戦しています。2013年のGTアカデミーも、イギリス・シルバーストーンで開催された「グランツーリスモ」15周年記念イベントにおいて、『グランツーリスモ6』の体験版を通じて開催されることが発表されました。
GTアカデミー出身でレーシングドライバーとして活躍するルーカス・オルドネス選手に各メディアがインタビューし、グランツーリスモの魅力について話しを聞きました。
―――グランツーリスモで人生が変わってしまいましたが、率直な感想をお聞かせください。
GTアカデミーの前は普通のスペインの学生でした。一般の学生からプロのレーサーになることができ夢が叶いました。プロのレーサーとして5年間やってきて、今回「GTアカデミー」を広めることに参加できて光栄です。
―――ゲーマーからレーサーになる上で苦労したことは?
ゲームの世界でしたら視覚や指先から情報を感じることになりますが、本当のレーサーは視覚だけではなく、全身で情報を感じることになります。全身で感じた情報に対応して、クルマをコントロールすることに反映しなければならないのが難しいところです。
―――ゲーマーであったことに良かったことはありますか?
普通のプロレーサーもシミュレーターで練習しているのですが、私はGTを通じてずっとやってきたことなので、バーチャルから現実の動きに変換することは得意だと思います。現在もそうですが、将来のプロレーサーの練習の一つがシミュレーターによるトレーニングになると思いますので、良い方向にいると思います。
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―――GTのなかで一番好きなクルマは?
GT-Rは、バーチャルでもリアルでも両方経験して1番好きなクルマでした。GTアカデミーでは、レーシングの勉強をしたクルマでしたし、最近スペインのレースでもGT-Rで一番の成果を出せることが出来ました。将来は、日本のSUPER GTに出場してGT-Rをドライブすることと、自分のクルマとしてGT-Rを持つことが夢ですね。
―――ゲームパッドでもプレイしたりしますか?
最初はゲームパッドでやってましたけど、GTアカデミーのためにステアリングホイールに切り替えました。前に、山内さんと話した時に気づきましたが、ステアリングホイールを動かすためのソフトにもパワーがあることを感じましたね。他のレーシングゲームもやってみましたが、やっぱりGTに近いものはないです。
―――新しい『GT6』をドライブして違いはありましたか?
今朝、初体験しましたが、物理的な部分やクルマの姿勢など、走り方の部分でだいぶ進んでいることが感じられました。最終版が出来たら本当にヤバいと思います。