ロシアのモスクワに位置するスタジオSnow Arcは、KickstarterにてサバイバルホラーRPG『Frozen State』のクラウドファンディングキャンペーンを開始しました。謎の感染が発生したシベリアの街にて主人公がバンディットやエイリアンと戦いつつ生存を目指すという物語が描かれる本作は、初期の『Fallout』や『S.T.A.L.K.E.R.』などポストアポカリプステーマにインスパイされており、PC/Mac/Linux向けにリリース予定となっています。
『Frozen State』はソビエト連邦が1992年にツングースカにおける調査で“何か”を発見し、不可解な科学の大進歩を遂げたというパラレルワールドが舞台。ソ連は未知の科学技術を得ることが出来たこの調査を続けていく内に、地球外のアーティファクトより小さな寄生虫のような未知の生命体を発見してしまい、これがシベリア市民の70%以上に感染。感染を恐れたソ連が空爆を行ったというのが物語の始まりで、ゲームのプレイエリアは3年後の破壊されたソビエト都市となります
ゲームプレイはメインストーリーに囚われないフリーロームなオープンワールド要素を有しており、レベルシステムや進入不可エリアなどが存在せず、ゲーム開始当初からシベリアの崩壊した都市を全て探索することが出来るとのこと。
他にもダイナミックな天候変化や昼夜サイクル、また『Fallout』のV.A.T.S.システムのような時間を一時停止して命中率で攻撃を行うタクティカルモード、ランダムな小イベントや自動生成される建物内部、各種機能を備えたロボットコンパニオンなども本作の特徴となっています。
グラフィックはまだまだ荒削りではあるものの、ロシア製のサバイバルホラーということで、その寒々しい独特の雰囲気が好きな好事家にはたまらないタイトルとなりそうな『Frozen State』。同作のKickstarterキャンペーンは7月22日まで実施、目標額は6万ポンド、8万ポンド以上が集まればマルチプレイヤーも搭載される予定となっています。
(ソース&イメージ: Kickstarter@Frozen State)
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