『Myst』シリーズを手がけてきた米国のゲーム開発スタジオCyanは、新たな一人称視点アドベンチャーゲーム『Obduction』を正式発表しました。同作はKickstarterにて開発資金110万ドルの獲得を目指しクラウドファンディングを実施中で、期日は東部標準時11月16日までながらすでに開始1日で18万ドル以上が集まっています。
『Myst』とは1993年にリリースされた一人称視点アドベンチャータイトル。本の中に迷い込んだ主人公がMystと呼ばれる島の謎を解き明かしていくという作品で、ワールドへの没入感や捻りの効いた難解なパズルが高い評価を獲得、多数の移植版や続編が発売されてきました。今回の『Obduction』も『Myst』と同様のアドベンチャー作品となっており、プロジェクトのコンセプトは同ジャンルで深い経験のあるCyanが今日の最新テクノロジーで描くADVとなっています。
『Obduction』の物語は誘拐(abducation)から始まると語られています。ある日の月夜、空から落ちてきた有機体のアーティファクト(遺物)によって主人公が別世界へと突如飛ばされるところからストーリーは始まり、プレイヤーはその世界を『Myst』と同様に探索していくことになります。
技術的な面で本作に最も注視すべき点はEpic GamesのUnreal Engine 4を採用している点でしょう。UE4特有の美麗なパーティクルが多様されているトレイラーは非常に幻想的で、ビジュアル面では『Myst』シリーズから大きな躍進を果たすこととなるはずです。
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現代に生まれ変わった『Myst』とも言える『Obduction』は、WindowsとMacOSを対象プラットフォームに2015年中期後半にリリース予定です。