●GameInformer: 93/100
- コンセプト:新たな敵、新たなクラス、そして新たなエイリアンや脅威に対抗するための様々な方法が、この昨年ヒットしたストラテジータイトルの拡張版に入っている。
グラフィック: XCOMは市場において素晴らしい見た目から離れたところにあるゲームだが、環境とシネマティックカメラのディテールはユーザーを惹きつけるものだ。
サウンド: 兵士はその国の言語を喋るようになったため、信頼性の助けになった。音楽は各戦闘前に血がたぎるものとなっている。
プリアビリティ: Firaxisは視点問題を修正してはいないが、XCOMは高度に安定してバランスが取れるよう磨かれたストラテジーゲームだ
エンターテインメント: Enemy Withinは簡単なものではないが、複雑な戦術と賢い敵AIがいるのでプレイする価値は十分に高い
リプレイ性: 高い
●GameFront: 92/100
●Gameplanet: 90/100
●Destructoid: 90/100
●Eurogamer: 90/100
●IGN: 90/100
- Enemy Withinは戦略ゲームとして驚くほど素晴らしい拡張版だ。一番先に心躍ったのは新しいオプションとして劇的に増加したキャンペーン前半のリプレイボリュームだが、後半はそれを少し無視した形になっている。これまで以上にXCOMは戦略ゲームとして完全なるストーリーそしてキャラクターを自分で作り上げることができ、そしてIron Manモードをオンにした難易度クラシックでは勝利と敗北を心ゆくまで楽しむことができるのだ。
・長所
研究ツリーが拡張された
素晴らしい戦略ゲームプレイ
バラエティー溢れるマップが増えた
行動にリスクがある
・短所
終盤戦が簡単
●GameTrailers: 87/100
●PC Gamer: 85/100
●GameSpot: 80/100
●Machinima: 80/100
- Enemy Withinのバリュー・プロポジションを結論付けるのは難しい・・・、それはつまり要約するとXCOMに何を求めるかによるというものだ。私は沢山のバリエーション溢れる新マップが大好きだが、Meld アップグレードはEnemy Unkownの活力を奪ってしまっている。また半分感傷深いことに、私はもう一度ハード/Iron Manモードで今再びプレイしてみようと思ったりもした。結論として私はこれを与えよう: もしあなたがXCOMを欲する理由があるのなら、これがそうだ。
・長所
コンテンツの量は改善された
新マップは向上している
・短所
ゲームバランスがメックによって破壊されてしまっている
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2012年にリリースされたFiraxis GamesのSFターン制ストラテジー『XCOM: Enemy Unknown』をさらに発展させメックや兵士の肉体改造他、新マップや新たな敵EXALTなどを追加した拡張版『XCOM: Enemy Within』の海外レビューになります。本作はPC/PS3/Xbox 360を対象に2013年11月12日にリリースされ、PC版では『Civilization V』のように本編『XCOM: Enemy Unknown』が必要な大型拡張ですが、PS3/Xbox 360のコンソール版では本体いらずのスタンドアローン版となっています。
レビュー全体では新クラスや新エイリアン、バリエーション豊かになった40もの新マップや、リプレイボリュームの大幅な増加など、主に追加要素によってプレイ幅が広がったことが評価されています。本作では特に目立った欠点は指摘されてはないものの視点バグが修正されていないことや、終盤の戦いが簡単なこと、メックの存在によってゲームバランスが保てなくなることが触れられています。
Metacriticの点数ではPC版が86点(レビュー数: 36)、PS3版が88版が(レビュー数: 4)Xbox 360版が89(レビュー数: 9)を獲得。『XCOM: Enemy UnKnown』でシリーズを再出発させ、この拡張『XCOM: Enemy Within』でプレイの幅を広げたFiraxisの『XCOM』はその地位を確実にしたのではないでしょうか。今後の動向に注目のストラテジーゲームであることは確かです。