無料のSteam OSがLinuxをベースとしていることはすでに報じられている通りで、それゆえに同OSとそれを搭載するSteam MachinesではLinuxに対応したゲームしか動作することは出来ません。その中でPCからPCへと映像をストリームする「Steamインホームストリーミング」は、Steam OS上でWindows/Macゲームをプレイするための重要な機能となっています。
公開されたFAQでは、「Steamインホームストリーミング」が外部のデータセンターを介さず、またインターネットストリーミングは現時点でサポートしていない、家庭内に留まるストリーミング機能であることが解説。またホストPCに関しては「もし誰かが同時にPCを使用すれば大変な混乱を招くでしょう」と記されており、基本的にインホームストリーミングを利用中はホストPCは使用出来ないとの見解を示しています。
またストリーミングには付き物である「遅延」についてもSteam Forumにて実際のデータが公開。こちらのページにて表示されているグラフは有線ネットワーク、良好な接続の無線ネットワーク、劣悪な接続の無線ネットワークにおける運用状況を示されています。
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有線ではPC間にて平均0.5msの遅延、良好な無線ネットワーク上でも平均1msの遅延でプレイ出来ることが明らかにされています。ただし劣悪な無線接続状況では10から20msの遅延が頻繁に発生し、やはりプレイすることは難しいようです。FAQでは接続状況に加え、ハードウェアによっても遅延の度合いが変わることが記されています。