Steam Machinesプロモーション映像
現在ラスベガスにて開催中の国際家電見本市CES 2014にてサードパーティ各社の“Steam Machine”を明らかにしたValveですが、同社はRock, Paper, Shotgunとのセッションにおいて、現時点でValve製Steam Machineを市場に出す計画がない事を伝えました。
ValveのボスであるGabe Newell氏は、より多くのマシンを構築する計画を持っているとしながらも、ユーザーはハードウェアメーカー各社が提供する範囲に満足するだろうと話しており、自社製のマシンに関しては事を進めながらリリースするべきかどうかの決断を下すとの事です。
既にベータテスターに送られている300台のプロトタイプについては、コントローラーデザインや本体に関連する問題やフィードバックを得るためであると説明し、Valveは必要とするものを作りチップメーカーやシステムインテグレーターなど他のハードウェアメーカーに役立つ事すべてをもたらすだろうと語っています。
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SteamOS及びSteam MachineのデザイナーKassidy Gerber氏は“現時点では市場にプロトタイプを出す計画はないが、それは絶対にないという事ではない”と話しており、自社製のSteam Machineを構築するためにサードパーティのハードウェアメーカーとともに開発を進めている事を伝えています。また、Gerber氏は「彼らは顧客の事をよく理解しており、私達よりもハードウェアを熟知している」とも付け加えています。
Steam Machineの最初の年のメインターゲットはリビングにSteamライブラリを持ってきたいと考えている人達であるとの事で、まずはリスクを抑えつつ自社製Steam Machineを構築するためのノウハウを習得する狙いがあるのかもしれません。ソフトウェア分野で猛威をふるったValveがハードウェア分野でどのような動きを見せてくれるのか非常に楽しみですね。