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アメリカンマギー氏率いるデベロッパーSpicy Horseが開発している『Akaneiro: Demon Hunter』。本作の資金状況が凄まじく苦しい局面に立っており、開発規模を縮小するとKickstarterプロジェクトサイト上で発表しました。
『Akaneiro: Demon Hunter』が今まで得た資金は約30万ドル、kickstarterで募集した204,680ドルが含まれている金額です。30万ドルは全て開発費へと消え、今までに合計で200万ドルの資金を投入して開発されており、単純計算で170万ドルほどの赤字となっています。
この苦しい状況を立て直すため、約15名ほど居たコア開発スタッフを2人まで削減。バグの修正を中心に開発を継続し、マルチプレイヤーモードやタブレット移植の実装に向かってゆっくりと開発を進めていくとしています。
また、アメリカンマギー氏は「我々の挑戦が、この種の脅威に直面したことは私達の8年の歴史の中で初めてではない。」とコメントしており、同社が手がけているCCG(Card Collecting Game)『The Gate』が成功すれば、『Akaneiro: Demon Hunter』は再び注目されることになるとのこと。『The Gate』の成否如何で、本作の運命が決まってしまいそうです。
『Akaneiro: Demon Hunter』は、江戸時代後期の日本を舞台に、デーモンハンターを生業とする集団"Order of Akane"の一員となって、日本の伝承に出てくる妖怪や物の怪、魔の物との戦いを繰り広げてくハック&スラッシュRPGです。早期アクセスながらも、F2P形式を採用しており、無料で楽しむことができます。Kickstarterによる資金調達を行い開発されたタイトルで、今回の失敗により、クラウドファウンディングのメリットとデメリットを再確認する機会となりそうです。