
海外カプコンは本日、公式ブログCapcom-UnityにてVirginGamingとのパートナーシップを発表し、『スーパーストリートファイターIV: Arcade Edition 2012』にて1対1マッチと最大32人トーナメントを対象にしたマネーマッチをプレイできるようになる新サービスを明らかにしました。
カナダのトロントにて2010年よりサービスを開始したVirgin Gamingは、賭け試合を含むオンライン上での対戦の場を提供するゲーミング企業で、定期的に独自の高額オンライントーナメント大会も主催しています。マネーマッチを行えるプレイヤーは年齢18歳以上が対象で、過去にVirgin Gamingの無料トーナメントやプロモーションにエントリーしていることが参加条件。各国のプレイヤーが賭けを行えるかどうかはその国の法律に依存しており、今回の『スパIV: AE 2012』の対象地域は北米と南米と欧州とオーストラリア、もちろん日本国内からはマネーマッチは行えません。
実際のプレイではまずVirginGamingのメンバーとして認められることが必要。認証された後は、VirginGaming.comやXbox向けアプリXbox Tournamnets上で対戦者を見つけ、ゲーム内のロビーにて相手と落ち合い、勝利すれば賭けた分の金額を勝ち取ることができます。出入金はクレジットカードかPayPalを経由して行われ、12%の仲介料をVirginGaming側が得るという仕組み。
『FIFA 13』に続く1対1賭けプレイ対応タイトルとなった『スパIV: AE 2012』では、マネーマッチの対象プラットフォームがPS3とXbox 360となっており、VirginGamingアカウントとヒモ付する必要があります。なお試合に勝利したかどうかはプレイヤーの自己申告制となっており、VirginGaming側は試合終了後の結果を写真やリプレイで保存するよう薦めています。

賭け試合は自己申告制。少々不安ですが、問題を起こしたユーザーのアカウントは即座に出入金がストップされるようです
ゲーマー的にはラグやチートなどへの対策が最も気になるところですが、VirginGamingではプレイヤーの国籍表示やチャットシステムに加え、勝利数や敗北数および独自のプレイヤースキルレーティングや評価システムを導入しており、極力望んだプレイヤーと戦うことができる環境が用意されているようです。
Capcom-Unityではアーケード時代にはプレイ毎にお金を投入し負ければ悔しがっていたノスタルジックな感覚に触れ、今回のサービス導入により誇りだけでなくお金を得るためにも敵を倒すことが出来るとコメントしています。EVOなどを筆頭に世界中から強豪選手が参戦する賞金大会などはすでに有名ですが、個人対個人の賭け試合が果たして『スーパーストリートファイター』で定着するのか、今後の動きに注目です。