3Dビジュアルでは無く2Dのトップビューで描いたスペースシップ・シミュレーションとして『FTL: Faster The Light』が注目を浴びたことは記憶に新しいですが、新たに2Dビジュアルの新作『Galactic Princess』が海外に登場。Kickstarterにて2万ポンドの獲得を目指すクラウドファンディングキャンペーンを実施中です。
昨年12月頃からIndie DBにて興味深いgifイメージを公開していたものの詳細は伏せられていた『Galactic Pirncess』は、プレイヤーがスペースシップを構築しクルーを指揮、広大な宇宙を冒険していくスペースコンバットジャンルの作品。
ゲームの舞台となる銀河では自らを「Unified Galaxy」と名乗る統合政府が非道な専制政治を敷いており、プレイヤーは圧政に屈さず密輸業を続ける有名な海賊という設定。自由を追い求め強力な船と便りになるクルーを探して旅を続ける中で、星々の命を復活させることが可能なパワーが宇宙のどこかに存在するという神話「Glactic Princessの伝説」に関わっていきます。
ゲーム最大の特徴は宇宙船をスクウェア型の区画と各種装置にて自由にデザインできる点。宇宙船にはプラズマレーザーやロケットといった武器や、デコイといった防衛兵器のほか、エンジンやシールド、センサー類を搭載することが可能で、プレイヤーのデザイン次第でスピードは遅いものの強力な武器を積んだバトルクルーザーや、アステロイド帯を自由自在に移動し敵から逃げることが出来る急襲型シップなどを構築できます。

自由自在にスペースシップを構築できるのが『Galactic Princess』の魅力。一方で飛行シミュレーションは物理演算によって行われるため、ブースターの位置がおかしいと船体がクルクルと回り続けるようなことも

プレイヤーがスペースシップに関する情報を得るためには船内に各種「モニター」を実際に設置する必要がある
船の内部ではプレイヤーが様々な区画を構築可能で、エンジンとシールドを管理する「エンジニアリング ルーム」、酸素レベルや火災報知機、敵の警報や扉の開閉を管理する「AIルーム」、クルーの体力を回復する「メディック ルーム」。また捕獲した敵クルーを閉じ込めておき取り引きなどに使う「プリズン」、スカウトシップや禁輸品を保管しておく「カーゴホールド」、船を操作する中心部「コントロールルーム」、アップグレードや新武器の研究を行う「リサーチルーム」、敵船とドッキングが出来る「ドッキングポート」が存在しています。
充実したスペースシップのデザインが楽しめそうな『Glactic Princess』ですが、さらに仲間に出来るクルーに装備品や育成要素などかなり力が入れられており、ゲーム内には固有のアビリティを持ったロボットやサイボーグを含む様々な種族、猫や犬や小型エイリアンといったペットまでもが登場。彼らを戦闘などで死亡させずに大事に育成していくことがゲームでは重要で、海賊のキャプテンであるプレイヤーの手腕が問われることとなります。

宇宙空間での戦闘は、宇宙船同士の砲撃戦からクルー同士の戦いへと推移していく。クルー同士の戦いでは各クルーに役割を指定することが可能で、「古典的なRTS作品」のような戦闘だと説明されています

戦闘かトレーニングを繰り返すと、クルーのレベルは上昇していき、また装備する武器も選択できます。またゲーム中には様々な種族が登場し特殊能力を持つ。各区画にクルーを配置するとその区画の機能が向上するなど、船にとってクルーは一番重要な存在となっています
ほかにもプレイヤーの分身に当たるキャプテンを性別だけでなくロボットやエイリアンという種族から選べるといった興味深いディテールも語られている『Glactic Princess』。対象プラットフォームはPC/Mac/Linuxとなっており、Kickstarterキャンペーンは現地時間の3月17日まで実施される予定です。
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