ホラーとしての「エイリアン」を描くThe Creative Assembly開発の新作ゲーム『Alien: Isolation』ですが、PlayStation.Blogにて最新映像や開発者インタビューが公開。本作の恐怖を構成する様々な要素を解説しています。以下、インタビュー記事からピックアップした幾つかのディテールをご紹介。
- プレイヤーを映画「エイリアン」シリーズのルーツ -リドリー・スコットによる宇宙お化け屋敷- に連れ戻すゲームを作りたい。
- オリジナルの映画に大きな影響を受けているが、ショッキングで残忍な戦闘が繰り広げられる『Condemned』、非力な主人公が忍び寄る恐怖から逃れる『クロックタワー』シリーズといったクラシックなゲームも参考にしている。
- FOXはチームがゲームのアイデアを示した時からとても協力的で、オリジナルの映画で使用された大量のプロダクションデザイン資料や豊富な追加材料が提供された。
- 70年代の未来像に大きく影響されており、早い段階で1979年以前の参考資料を使用するという制約を設けた。それはゲーム内の世界技術がLo-Fi/Si-Fiである事を意味する(無骨で壊れやすく、不完全なプッシュボタン技術)。
- ゲームのコンテンツをVHSテープに記録し、古い標準解像度のCRTテレビ再生、その結果をキャプチャするなど、その時代の技術を利用して本当にユニークでもっともらしく感じるインターフェースにしている。
- ゲーム内のモーショントラッカーの信号を反映するライトバーなど、PS4の機能を利用する幾つかのクールな特徴がある。ライブ配信機能は本当に楽しみで、配信プレイヤーのエイリアンに対する異なる反応を見るのは無限のホラー映画を見るようなものだろう。
- 致命的、予測不能、真に迫る究極の殺人者としてのエイリアンを取り戻し、プレイヤーがリドリー・スコットのオリジナルのエイリアンに遭遇するような体験をして欲しい。それは物理的に大きく、印象的、そして知的で無慈悲。
- ゲームでのエイリアンはダイナミックで反応的。予め設定されたパスやスクリプトによって動かされてはいない。エイリアンは自分の感覚を使用し、プレイヤーやアクション、動作に反応して動く。
- プレイヤーが走ればその足音で、フラッシュライトを使用すればその光によってエイリアンが位置を察知する。そのため、プレイヤーは全てのアクションのリスクを考慮しなければならず、一瞬にしてプランを変更する覚悟が必要。
- プレイヤーが能力を一定の能力を発展させるとともに、エイリアンもそれに適応して戦術を変化させる。例えばアイテムあるいはデバイスを多用するほどエイリアンはそれに対応した振る舞いをとるようになるため効果が薄れてゆく。
- これには技術的、創造的に多くの努力が注がれている。モデリングからアニメーション、コードからオーディオまで、もっともらしいダイナミックなクリーチャーを実現するために全ての作業が協調している。
- 本作ではサバイバルへの多くの異なるアプローチを提供するが、エイリアンが死に対して妥協しない点は平等。プレイヤーが要求される注意を怠れば生き残る事はできないだろう。
- エイリアンはダイナミックに反応するため、プレイは毎回異なる。生き残るためアプローチのように、皆の経験も僅かに異なるものとなる。
- エイリアン自体の代表的な音から押しボタンの音まで、サウンドは恐怖体験の大きな構成要素。
- 音楽についてもジェリー・ゴールドスミスのスコアの断片や代表的なモチーフを含む新たな楽曲を作るため、オリジナルのスコアを分解。そして画面上のイベントやアクションに対応してそれらをダイナミックに調整、リアルタイムで効果的にミックスしている。
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オリジナルの「エイリアン」ファンも気になるであろう『Alien: Isolation』はPC/PS4/Xbox One/Xbox 360/PS3で2014年後半にリリース予定です。