
Steamに所持される推定総数7億8100万タイトルのおよそ37パーセントは未プレイであると、Ars TechnicaのKyle Orland氏がSteamユーザープロフィールからの統計を基にした分析結果を報告しています。
同氏が公開した統計結果によると、最も多く所持されているのは無料タイトル『DOTA 2』と『Team Fortress 2』で、両タイトルは全ての所有ユーザーにプレイされていることが分かります。一方で、次に多く所有されている『Half-Life 2:Lost Coast』は全ユーザーの2割しかプレイしていません。その他、『Ricochet』や『Day of Defeat』にいたっては所有数に対するプレイ率が10パーセントをきっています。

さらにプレイ時間ごとの割合では、459時間以上プレイされているゲームは全体のわずか1パーセントで、36.9パーセントは未プレイで所謂"積みゲー"と化しています。これらの分析から明白になったのは、半数以上のゲームは未プレイも含め1時間未満しかプレイされていないという事実です。
この現象は、無料タイトルの普及やセールスイベントの頻出によって、ダウンロード販売における平均単価が低下していることが主な原因と考えられます。調査結果の数字はあくまでも推定によるものですが、Steamアカウントで所有ユーザー数の多いゲームが、必ずしも人気タイトルではないという現状が確認できます。
なお、本調査における詳細な分析手法はこちらで確認することができます。