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昨年からPS4やXbox Oneといった次世代機が展開され、それに伴いプロモーションも増加しているゲーム業界。海外のTV広告リサーチ企業iSpot.tvが2014年の5ヶ月間におよぶ調査情報を公開し、すでにビデオゲーム業界全体で米国のTVコマーシャルに2億2,650万ドルが支払われたとのデータを明らかにしました。
2014年に入ってからすでにソニーのPlayStationとMicrosoftのXbox関連はそれぞれ8本のTV広告が登場。ソニーは2014年5月の終わり時点までで5,900万ドルを費やしており、対してMicrosoftは3,470万ドルとなっています。
iSpot.tvの調査によれば、PlayStationにて最も効果の高かったTVコマーシャルは「Greatness Awaits」で、公開された3月から900万ドルを費やし1,058回放映されたとのこと。インターネット上では2,500万回視聴され、ツイートやいいねといったソーシャルアクションは1万7,000回を超える見通し。なおPlayStation全体のブランドでは今年に入って740万回のデジタルアクションが行われ、同カテゴリでは全体の19パーセントを占めることが明らかにされています。
一方でXboxプラットフォームにて最も効果的だったとされるTVコマーシャルは「All-in-One」。こちらは今年1月から同国内で1,300回放映。広告費は1,210万ドルとなっており、6,000回のソーシャルアクションが行われたとされています。iSpot.tvの調査では、Xboxブランド自体では220万回のデジタルアクションが行われ、同カテゴリでは全体の2パーセントを占めているとのことです。
なおiSportは2013年度のTV広告費に関する調査データにも触れており、昨年度はXboxが7,360万ドルを支払いトップ。『Call of Duty』有するActivision、PlayStation、そして任天堂がそれに続くという結果を明らかにしています。